スープをペロペロ
会社の同じフロアにいる人の猫は、飼い主にもよそよそしくあまり触らせてくれないらしい。
その人のおうちに遊びに行った同僚から聞いたのだが、訪問中に猫の姿を見かけたのはほんの一瞬だったそうだ。
うちのおむすびは猫カフェにお勤めできそうなほど人間大好きなので、いろんな意味で距離感はすごく近い。
私とおむすびの夕食は同じ時間
一緒に食べ始めても、おむすびは私より先に食べ終わってしまう。
おなかも膨れ、私の膝の上で食後のひと時を過ごそうと、私が食べ終わるのをじっと待つ。
その時の視線には遠慮の「え」の字もない。
そして待ちきれない時は、まだ食べている私の膝にのってくる。
スキンシップは会社から帰ってすぐに、嫌というほど済ませている。
その後おもちゃで遊び、おむすびが疲れてくると遊びを切り上げ、やっと夕食の準備を始めるが、その間もおむすびはずっと鳴いている。
キッチンに入れろとうるさい。
おむすびを保護して間もない頃は、これもいつか静かになってくれるだろうと思っていた。
ところがどっこい、何年経ってもおむすびはずっと鳴きっぱなし。
声が枯れてしまうんじゃないかと心配になるくらいだ。
ただ、私がお休みをとって朝からずっと家にいる日は、キッチンに立っている間も静かに過ごしてくれる。
日中のお留守番が寂しかった分、帰宅した私に甘えたくなるということか?
話は戻って、夕食を食べ終わり、膝の上のおむすびを下ろして、あと片づけ。
またやって来たよ。
私の膝に乗ってウトウトし始め、そのまま寝てしまうこともよくある。
夜はどちらかを独り占め
おむすびは私か三太にくっついて寝る。
夏、人間は汗だくになる。
特に腕枕が好きで、何時間も動かない。
体が痛くなって、夜中にそっと腕をはずして態勢を変える。
おむすびはうにゃうにゃと文句を言いながらも、私の背中にくっつく。
背中に湯たんぽをあててる感じ。
しばらくすると、おむすびの動く気配。
ここぞとばかりに寝返り。
三太の方に行くのか、それとも水でも飲みに行くのか。
そしたら私の足元に移動しただけだった。
しかも足にガッチリとしがみついている。
ますます身動きができなくなってしまった。
こんなに人の近くに居たがる猫だから、捨てられたあとの3年間はとても寂しかったんだろうな、と思う。
それとも過去にその寂しい3年間があったから、いつもべったりくっついていないと不安になるのか?
だとしたら、もう心配しなくていいんだよ、と言ってあげたい。
おむすび編122に続きます
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