猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

お風呂を探検 おむすび編90

 

うちの猫、おむすびはどこにでもついてくる。
入ってほしくないところは立ち入りをお断りすると、私がそこから出てくるまでずっと待っている。

 
お風呂に興味津々


ゆっくりお風呂に入って出てみたらドアの前で出待ちされていた、などということがあると、ちょっとくらい入らせてもいいかなという気になる。
どうせ水が嫌いなんだし、すぐ出ていくだろう。

晩ゴハンのあと、おむすびはだいたい寝ている。
その隙を見計らって、私は急いでお風呂に入る。
冷え性なので、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる。
小さなモニターを持ち込んで、ビデオなんかを観ることもある。

しばらくすると、おむすびが起きたらしく、決まって鳴きながらやってくる。
起きた時に、私が見えるところに居ないのが気に入らないらしい。
バスルームのドアまでやってきたのが、すりガラス越しに見える。

起きた猫がやってきた

 

淋しいのかもしれないけど、物音で私がいることはわかるんだから、リビングで待っていればいいと思うんだけど。
それとも、おむすびのいないところで、私だけ何かいい思いをしていると疑っているのか?

こっそりケーキをたべる

とにかく確かめずにはいられないらしい。
ためらうことなく侵入を試みる。

ゆっくり風呂につかる

 

侵入開始


ドアの隙間に前足を入れて、ぐいぐいとこじ開けていく。
おむすびは筋肉質で結構力持ちだ。
オス猫並みかもしれない。

風呂に侵入を試みる

今度は顔を入れて押し込む。
顔がブサイク極まりない。
見ているこっちは、思わずふふっと笑いがもれる。

顔を押し込んでドアをあける

 

難なくドアを制覇して入ってきたが、すぐにハッと立ち止まる。
床がびしょびしょで不快らしい。

足もとの水にはっとする


嫌そうな顔をしているが、それでも私の近くまできて確認したいようだ。

私としては、いっそのこと湯船に飛び込んでもらって、一緒にお風呂に入ってシャワーしてあげてもかまわない。
おむすび次第だ。

おむすびは浴槽の縁に前足をかけて、中を覗き込む。

湯船を覗きこむ猫


そこには、大嫌いな水がわんさと溜まっている。
湯気さえ上がっていて空気はモワモワ。

期待外れどころか怪しさ満載なので、私に向かって抗議する。

風呂で鳴く猫


でもその抗議の声がバスルームに反響して、自分の声がいつもの声じゃないことに固まる。
小さな頭が混乱。

思考停止する猫

あまり長居せず、出ていった。

風呂から出ていく猫

すごすごと退出する後ろ姿も、ちょっと笑えた。

 出入りを禁止するにも、ちゃんと納得させた方がいいらしい。

でもしばらくすると、また懲りずに入ってくるんだけど。


おむすび編91に続きます

 

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