猫がおもちゃに集中する時や、飼い主の食べているものに興味津々で近づいてくる時、猫のヒゲは興味の対象に向かって伸びる。
そのみょーんと伸びたヒゲのつけ根がぷっくりと膨らんでいることがあって、とても可愛い。
ヒゲのつけ根を何と言う?
トンボに夢中。最大限ぷっくりしてます。
そのヒゲのつけ根は、触ってみると意外に硬い。
この部分ってなんという名称なんだろう?
疑問に思って調べてみたが、結局わからずじまいだった。
そして月日は流れ、ある日温泉に行った帰りに、サービスエリアで車を降りて一休みしていた時のこと。
夫がスタバでコーヒーを買っている間に、ぶらぶらしていたら猫のぬいぐるみがワゴンに並んでいるのを見つけた。
大きさは2リットルペットボトルを4本束にしたくらい、その寸胴でふっくらした可愛さに目が釘付けになった。
私はぬいぐるみを買わない。生き物の形をしたものを処分するとき、なんだか後ろめたい気持ちになるからだ。
でも買わない主義を曲げてでも、そのぬいぐるみが欲しくなってしまった。
ひっくり返しておしりについているタグを見ると「ひげまんじゅう」とある。
これは、今までずっと疑問に思ってきた猫のヒゲのつけ根のこと?!
まんじゅう!そのぷっくりした部分を呼ぶのにぴったりだ。
どれも可愛いが、欲しいと思ったのは三毛と黒猫だった。
迷って迷って、三毛に決めた。
確かに幼少期はリカちゃん人形ではなく、猫やパンダのぬいぐるみに興味を示す子供だったが、この歳になってぬいぐるみが欲しくなってしまうとは・・・。
買って帰ったその三毛猫をソファに置き数日たったころ、突然三毛の隣にあの黒猫が鎮座していた。
何が起きたかとびっくりしたが、夫がこっそりアマゾンで黒猫を発注していたらしい。
販売元のアミューズ社のHPを確認すると、この二匹の名前は、三毛がみーさま、黒猫が黒豆と言うらしい。
三毛や黒猫以外にもいろんな種類の猫がいっぱい。
それから私は、猫のヒゲのつけ根部分をひげまんじゅうと呼ぶようになった。
その後のみーさまと黒豆
うちのみーさまは微笑んでいるのか、眠っているのか判然としない。
体がボールのように丸いので、ちょっとぶつかるとよく転がる。
黒豆はソファの前を通る者を、凄みのきいた眼で始終にらんでいる。ちっとも恐くないけど。
ある時、黒豆のヒゲがよれよれになって、たるんでいることに気づいた。
なにかが押しつけられて引っ張られたような形跡。
私はピンときた。
黒豆がふかふかして気持ちいいから、スリスリしたんだな?!
現場は押さえてないが、犯人はわかっている。
肉球紋を採らなくてもわかっているぞ!
おむすび編30に続きます
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