猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴っていきます

3.11と猫

寝そべる猫
2011年のおむすび

猫の顔
三角おむすび顔

 

おむすびは元飼い主に捨てられてノラ猫になり、おしかけ女房みたいにうちにやってきて、玄関に居座った。
玄関先でごはんをねだり、すりすりして、お腹を見せて、うちの子になった。


東日本大震災の日

 

共働きなので、おむすびは平日ひとりぼっちでお留守番した。
帰ると必ずお出迎えして、熱烈歓迎。
私にくっついて離れようとしなかった。

あの日おむすびは、うちの猫になってまだ半年だった。
天真爛漫な猫だったけど、またいつ捨てられるんじゃないかという不安はあったのではないか。
どこか必死な何かが、その頃のおむすびにはあった。

そんな中で、あの地震が起きた。
どんなに怖かっただろう?

私は当時会社にいて、電車が止まってしまったので徒歩で帰った。
ところがいつもお出迎えしてくれるおむすびが、出てこない。
呼びながらリビングに入るとコタツから出てきた。

 

それからすぐにゴハンにした。

ガツガツ食べる猫


飢えた経験があるからか、食には貪欲なおむすび。
ガツガツ食べてくれた。

 

停電していたので、日が暮れるとなにもできなくなった。
懐中電灯を照らし、暗い部屋でおむすびをおなかに乗せてじっとしていた。

暗闇で猫と


私は一睡もしなかったが、おむすびはちょっとだけ寝ていたようだった。

私が帰ってきて、ごはんも食べて、少しは安心したのかもしれない。

停電の夜


8時頃、やっと電気がついた。

電気がついた

あの時は、ホッとした。

 


ここで、二度目の夜ごはん。

いつもは騒ぐのに、静かについてくる。

 

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テレビをつけると、ひどい騒ぎになっていた。

三太から「自転車買って、うちに向かっている」とのメールが入った。
どうか無事に、と祈った。


おむすびは、何回か玄関を行ったりきたり。

 

玄関で待つ猫


三太を待っていたんだと思う。

 

待っている猫

猫をなでなで


何時間待っても帰ってこないので、待ちつかれて眠ってしまった。


余震と停電で気が気ではなかったが、1時頃やっと三太が帰ってきた。
玄関のカギが開く音でおむすびは目を覚まし、さっと走っていく。

 

お出迎えする猫

疲れた顔の三太も、この時ばかりは笑顔になった。

 

いつも待っている

 

おむすびはいつも私たちを待っていた。

玄関先から、居心地のよいドアの中に招き入れてもらうのを。

毎日のごはんと、安心できる寝床が用意されるのを。

私たちが仕事先から早く帰ってくることを。

そして、たくさんの愛情を。

 

そして今、アオイとユズという猫と暮らして思う、やっぱり猫はいつも待っている。

細かい事情は、きっと理解できない。

だけど、ひたすら待っている。

 

 

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