幼きユズ
思いつきで猫や犬を飼わないで
最近家で過ごすようになったことで犬や猫を飼い始める人が増え、それに伴って捨て犬や捨て猫が増えているらしい。
理由は「思ったより大変だった」「天使だと思ったら悪魔だった」など。
悪魔はどっちよ?と思うんだけど(ムカムカ)。
猫に癒しだけを求めるのであれば、猫カフェに行けばいい。
ただ可愛がりたいなら、今流行ってるロボットを買えばいい。
生身の猫は人の思うようになんて動いてくれない。
いたずらもするし、カーテンをボロボロにするし、ものを壊すことだってある。
うちのカーペットはアオイのゲロでしみだらけだ。
仔猫のやんちゃは当たり前。
成猫の問題行動には、ほとんどが飼い主に問題がある。猫ヘルパーのジャクソン・ギャラクシーの番組を見ていると、つくづく感じる。
それに、猫はいつも健康でいるわけじゃない。
具合が悪くなって通院、入院もある。
それで会社を休まなくちゃいけなくなるし、医療費だってばかにならない。
薬を飲んでくれなくて、途方に暮れることもある。
だけど、愛すれば心を通わせてくれる。
それが結局癒しになったりするんだけど、命を預かる覚悟なしに一方的に癒しばかり求めるのは虫が良すぎないか。
猫や犬の幸せ不幸せは、飼う人間で決まってしまう。
こいつを幸せにするぞと決心して、ひとり家族が増えるんだと思って迎えてほしい。
かじり屋ユズ
仔猫の頃のユズには困った行動があった。
それは人の頭をかじること。
かじるのは決まって、夜寝ている時だった。
私の頭や髪をガシガシと噛み、髪を引っ張る。
私は痛くて目が覚める。
私だけじゃなく、三太もよくかじられていた。
人の頭を見て、ユズの頭の中で一体何が起こっているというのか?
おむすびもたまに私たちの頭をかじることがあったけど、それほど痛くなかったし、恐怖を感じたことは一度もなかった。
でもユズには、危機感を覚えたことがあった。
頭をかじる時に、顔もかじられたことがあったのだ。
それも目のすぐ近くだった。
それからというもの、ユズが枕元に来ると恐ろしくてたまらない。
私は棚の奥にしまい込んだアイマスクを引っ張り出し、しばらくの間つけて寝るはめになった。
成長した今では、もうかじることはなくなった。
かじり屋ギャングが居なくなって、アイマスクとはおさらばできた。
今思えば、もしかしたらあの頃のユズは、歯の抜け替わりの時期で歯がムズムズしてたのかしら?
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