超断熱の家
この前、テレビで「超断熱の家」特集を見て、感動してしまった。
高性能な断熱材や窓を使うことによって、夏は涼しく冬は暖かいというのだ。
2階建ての家全体がたった一台のエアコンで、適温に保たれる。
たとえ部屋のドアを閉めていても、壁を通して暖気や冷気が伝わって適温になるという。
いいないいな。
海外では、こういう家が標準になっている国もあるんだそうだ。
光熱費も低く抑えられるし、体にもいい。
いいないいな。
廊下チェック
うちはそんなステキな家じゃないから、エアコンの部屋から出たら普通に寒い。
普段はリビングと廊下をカーテンで仕切って、猫の出入り自由にしているけど、さすがにこの寒さ。
カーテンの隙間から風がスースーするので、ドアを閉めた。
すると、アオイがドアの前にちょこんと座ってる。
「開けて」というサインだ。
私と同じ、冷え性のアオイ。
冬は肉球が冷たくなる。
アオイは強情だから、一度出ると決めたら絶対に出たいのだ。
仕方なくドアを開けると、いそいそと出て行った。
私はとにかく早く暖かい部屋に戻ってほしい一心で、アオイのあとをついていく。
アオイの廊下チェックが始まった。
置いてあるものを片っ端から確認していく。
それは宅配便の荷物ね。
「もう戻ろうよ」と言ってみたけど、もちろん無視された。
板張りよりは暖かいタイルカーペットを歩いてくれるので、少しはマシだけど、やっぱりここは寒い。
それはキャリーバッグですよ。
嫌な思い出がよみがえったのか、やっと暖かいリビングに戻ってくれた。
お風呂の出待ち
お風呂から出て髪を乾かしながらふと見ると、細く開いたドアから白いよだれかけが見えた。
アオイがドアの前に座っている。
力がなくてドアが開けられないので、とにかくドアの前でひたすら待つのだ。
こんな寒い廊下にずっと居るなんて、体に悪いじゃないか!
私は急いでドアを開けた。
迎えにきたらしい。
私の顔を見ると、脱衣所に入ることなくリビングに戻っていった。
確かお風呂に入る前に、ちゃんとリビングのドアは閉めたはず。
開けるのは三太しかいないから、文句を言った。
まぁ、想像はつくけど。
家中が暖かければ、こんな心配も要らないのにな。
あぁ~
憧れの超断熱の家!
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