猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

おむすび編19. 膝に乗ったらてこでも動かない

 今まで猫を飼ったことがなかった私。

家の中に猫がいる、ということが異次元なことでした。

おむすびが来たことで今までのペースは乱れてきます。

 

早くも猫のふるまいに戸惑う

 

おむすびは私たちについて回った。

風呂に入るときも、トイレに入る時もだ。かわいいストーカーだ。


でも納戸に入る時に、自分も入ろうとするのはやめていただきたい。
すばしっこいので、ドアを開けるのと同時にスッと滑りこみ、ごちゃごちゃした棚などに入り込んでしまう。そして最悪の場合おむすびの姿を見失う。
段ボールの中や、棚の隙間に入り込んでしまった地味な色のネコをさがすのは、結構大変だ。
物置がワクワクする場所なのはわからないでもないが、とにかくいろんなものが乱雑に置いてあって危険なのだから、すぐ出てほしいのである。

 

おむすびがきて2日め、早速困ったのは食器を自然乾燥できなくなったことだった。
うちはオープンキッチンなので、リビングとの境にドアがなく、カウンター式だ。

だからおむすびはやすやすとキッチンに入ってこれる。


包丁はもちろん、フォークやスプーン、皿も放置できない。
これには本当に困った。猫の勉強ばかりしてそっちに頭が全然回らなかった。
早急になんとか対策しなくては、魚も焼けやしない。

 

一度ひざに乗ったら何時間でも乗っている

 

で、何をやるにもどっと疲れて、リビングの座椅子に座り込む。
ぼーっとテレビの画面を眺めていたら、案の定おむすびがやってきた。


私の顔をちらっと見上げ、前足を私のひざに乗せて、ぐいっと迫ってきた。
え?乗るの?

 

ためらいのかけらもなく、ずかずかと乗ってきたぞ。

 

ごま煎餅を食べる女


私の方は膝に乗られた初体験でびっくりしているというのに、おむすびは私の膝の上で何度か態勢を整えなおし、寝心地を念入りにチェック。

そして、私の膝サイズに合わせて丸くなる。


私はちょっとだけ休もうと思って座ったのだが、動くに動けなくなってしまった。

 

猫を膝に乗せて眠る女

 

猫というのは、結構重いものなんだと思った。
何時間も乗せていると、足がしびれてくる。
けれど、おむすびはそんなことどこ吹く風で、とても気持ちよさそうに寝ている。

 

二日目にしてさっそく、おむすびが膝に乗るのが大好きで、そこに膝がある限り何時間でも居座る猫だということを知った。

 

なんでも初めてのことは疲れるものだ。
この先の何日かが、私にとって試練の日々になりそうな気がしてきた。


でも膝の上のおむすびの平和な寝顔を見て、私を信じてる小さな命がここにあるんだ、と思ったら、疲れるだなんて言ってられないのだった。

 

 おむすび編20に続きます

 

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