猫はとても正直で、感情をストレートに表す。
うれしい時は「もっともっと」と底なしに要求し、嫌な時は徹底的に抗議する。
今回は、私が不審者のごとく扱われた時のお話。
捻挫で苦しむ私
私は今まで3回捻挫した。
捻挫するのはいつも決まって右足の外側だ。
もうこれはクセになっているのだな。
我ながらどんくさいと思うが、なぜか歩いていてグキッとやってしまうのだ。
そしてそれを忘れかけた夕方頃、足がジンジンと痛み出す。
会社から自力で帰ったこともあれば、タクシーで帰ったことも、そして同僚に車で送ってもらったこともある。
とにかく捻挫は安静が一番だ。(キッパリ)
そして重要なのは足の固定と冷却である。(重ねてキッパリ)
家の中でも、極力歩かない。
移動の際、お勧めなのは四足歩行だ。
でも四足歩行していると、うちのおむすびはあからさまに不審の目を私に向ける。
「あなた、えびねの顔してえびねの声出してるけど、別人でしょ」とでも言いたげに、疑惑に満ちた視線を投げてよこす。
私に決まってるでしょうが!
納豆を食べる私
大好きというほどでもないのだが、納豆はとても優れた食べ物だ。
健康にもいいし、料理が面倒な時さっとご飯に乗せて簡単に食べられる。
「今日は納豆と味噌汁でいいわ」と、ズボラな私が納豆を食している時、おむすびは不審そうに私をジッと見る。
どうやら納豆の匂いに問題はないようだ、こんなに臭いけど。
猫は糸が好きだから飛びつかれたら大変!と手早く箸をくるくる回していると、箸の目まぐるしい動きもまた気になる様子。
正直めんどくさい。
みかんを食べる私
これは猫を飼っている方々の多くに賛同していただけると思うんだけど、柑橘系の匂いに猫は敏感に反応する。
おむすびは、皮を剥いていない状態のみかんをクンクンする分にはセーフだ。
テーブルの上に乗り、前足でみかんを転がしたりして、結構気に入ってるんじゃないの?
ではそろそろ剥いてあげましょうと、剥き始めた途端固まる。
こんなにいい香りなのにね。
金縛りから解かれると、眉間にしわを寄せていや~な顔をして、逃げる。
そして遠くから私を監視して、とげとげしい視線で責める。
猫に不審者扱いされたくない私は、次はキッチンでこっそり食べようかな、なんて思うのであった。
おむすび編71に続きます
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