この、邪悪さのかけらもない寝顔
「イラっとした時、深呼吸を5回してみましょう。心がすっと落ち着きます。」という言葉を聞いたことがある。
で、会社でやってみたら全然ダメだった。
それはたぶん、イライラの原因があまりにも根深いから。
イライラが一時的なものなら、深呼吸は効果的だと思う。
例えば、昨日の私。
ユズがゲロッた
朝ゴハンの時間になると、ユズは寝室を抜け出してリビングへ降りていく。
決まった時間になるとリビングの自動給餌機からカリカリが出て、それを食べ終わると寝室に舞い戻る。
その時のユズのうるさいこと。
人間をたたき起こしにきてる。
大声で鳴きながら、枕もとをウロウロ。
私はこれで起きることもあるけど、起きられない時はフトンをあげて入れてやる。
昨日もフトンをあげて、ユズが入るのを待っていたら頭の方で吐出前のケコケコが始まった。
私は飛び起きた。
ベッドは一番吐かれたくない場所だ。
「ユズ、待って!」と言いながら、嘔吐物の受け皿になるようなものを探す。
オロオロしているうちに、ユズはゲロッてしまった。
ガッカリとイライラ
こういう時、ガッカリ感の中にイライラが混じるのが正直なところ。
「ゴハンのあとに大騒ぎするからでしょ」とユズに言いたくなるのを、飲み込む。
言ったって理解できないし、私の声のトーンでユズが悲しい気持ちになるだけだろう。
嘔吐物をティッシュで包み、シーツや枕を拭き拭きする。
今あげているカリカリは強烈な匂いがするので、すぐに洗濯しなくちゃいけない。
ついついため息がもれる。
下に降りて、ユズにはリビングに入ってもらって、ドアを閉める。
とりあえず今洗える小物を、洗面所で洗う。
この時にも、ユズはリビングから大きな声で私を呼んでいる。
ここで、私は深呼吸。
こんなの当たり前、猫は吐く生き物なんだ。全然大したことじゃない、と考えながら深呼吸していると、本当にイライラが消えていった。
洗い終わってリビングのドアを開けると、ユズが待っていた。
私の顔をじっと見ながら、ゴロンと横になる。
この目つき、私を試してるな、と思う。
怒ってないよね?と。
怒ってないよ。
可愛いくて、抱きしめたくなる。
で、私が怒ってないことを確認したら、早速2度目のゴハンの催促だ。
猫って、つくづく現金だ。
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