ユズ「歯磨きなんてヤダ」
ユズがカリカリを噛まなくなり、「破歯細胞性吸収病巣」と診断された時のお話です。
破歯細胞性吸収病巣って?
「破歯細胞性吸収病巣」とは、歯が溶けていく病気。
純血種で80% 雑種で40%が罹患し、3~4歳以上の猫のおよそ50%以上で発症するとも言われる。
メカニズムは、歯の付け根部分に「吸収病巣」というものができることで、歯の一部分がへこんだり、穴があいてしまったりする。
溶けてしまった歯の部分は 腫れた歯肉に隠れてしまうので、見つけにくい。
歯を溶かす原因となるのは 破歯細胞という細胞で、これが異常増殖するから。
破歯細胞は 歯の生え変わりの時期に乳歯を溶かす役割を果たすが、なぜか作用するはずのない永久歯も溶かしてしまうのがこの病気。
先生が言うには、「これは体質的なもの。原因の詳細は解明されていないので、予防も進行を止めることも原則できない。ゆくゆくはすべての歯を失うことになると思われます」。
そんなのやだ。
ユズがまた、あんな痛い思いをするなんて。
三太「体質的なものであっても、残っている歯をできる限り残したいです。どうしたらいいですか?」
獣医「歯磨き習慣をつければ、飼い主さんもちょっとした変化に気づきやすくなるし、もしかしたら進行が遅くなるかもしれません」
私 「歯磨き以外にも、歯に塗るものとか水に溶かすものとか、いろいろありますけど・・」
獣医「私は歯磨きに勝るものはないと思います」
もうやるしかない。
果たしてユズは歯磨させてくれるんだろうか???
歯磨き方法
やはり、ユズは歯磨きを嫌がった。
でも、私たちを引っ掻いたり噛んだりはしなかった。
ほんとに良い子だ。
最初に使ってみたのは、市販の猫用歯ブラシ。
でもユズには大きすぎて合わなかった。
今使っているのは、人間用の歯間ブラシ。
これなら小さくてユズにも違和感が少なく、歯の根元の汚れをピンポイントで落とせる。
ただし、使用中にポキッと折れてユズの口の中に落ちてしまったら大変なので、ブラシ交換は早めにしている。
ブラシが舌が当たるとオエッとなるようで、暴れ始める。
あんまり嫌がる時は無理強いせずに、終わりにする。
とにかく嫌なものは嫌。
顔をそむけて。
のけぞって。
エビぞり。
そして、なぜか私も同期するのだった。
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