「早くしてよー!」
お二方、そこに居られると出られないのよ
猫のゴハン処
アオイがホームにしているポジションはダイニングテーブルの下。
冷暖房の風がほどよく当たるし、冬にはホットカーペットを敷いてあげるのでそこにいることが多い。
人間が食事をする時は、アオイ専用になったホットカーペットの隅を拝借して足を乗せる。
いつの間にか私の足の上に、アオイが頭を乗せていたりする。
可愛いのう。
ダイニングテーブルの横には、猫のゴハン処がある。
食の細いアオイが少しでも食べやすいようにと、ここにした。
アオイのホームから歩いて数歩。
でも食べない時は食べない。
そんな時、私の心は重く沈む。
猫がゴハンを食べてくれないことが、こんなにも辛いことだとは・・・。
先代の食いしん坊猫おむすびが、どんなに手のかからない猫だったかと思い知らされる。
そしてユズも安定してゴハンを食べてくれる猫だ。
ゴハンを少し残すことはあっても、スルーすることは滅多にない。
だから、ユズは私にとって心のオアシスだ。
アオイの食欲
アオイが食べてくれるかどうかは、ゴハンを用意している時にだいたいわかる。
ダイニングテーブルの下から動かない時は、だいたい食べない。
テーブルの上に乗って、そっぽを向いている時は、気持ちは食べたいんだけど微妙な時。
そして、テーブルの上で網に前足をかけて騒ぐ時は、食べる気満々の時だ。
食べる気満々で大騒ぎのアオイを見ると、とても幸せになる。
でもそんな時のアオイはちょっとえげつない。
ちょこんとお座りして待っているユズが、お上品に見える。
用意ができてリビングへゴハンを運ぼうとすると、お腹をすかしたアオイが木戸の真ん前で待っている。
大好きな風景だけど、そこを塞がれると出られないのよ。
そこで遠回りだが、いったん廊下に出てリビングに入ることにする。
私が反対のドアから出ようと方向転換すると同時に、廊下側のドアに走るアオイ。
落ち着いて待っているユズは、この時だけは大人びて見える。
廊下からリビングのドアを開けると、先回りしていたアオイが待ち構えている。
そしてお尻をぷりぷりと振りながら、ゴハン台に走っていく。
この後ろ姿が、とても愛おしい。
猫が元気でゴハンをもりもり食べるのを見る時、それはしみじみと幸せを感じる時。
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