猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

おむすび編36. せめて休日は、飼い主を独り占めしたい

 

平日は1日中バタバタして、在宅中に座るのは化粧をする3分と、夫が早く帰宅して一緒に夕食を食べる時と、購読しているブログを読む間だけだが、休日はそれよりマシな過ごし方をしている。

 

休日のささやかな楽しみ

 

外出しない休日は、だいたい読書か映画か、録りためたものを見るのが楽しみだ。
フィクションでもノンフィクションでもいいけど、これは実話ですなんてうたっている映画には俄然興味がわく。


昔から好きなのは、旅モノやミステリー。
実際旅行が大好きで、半年も行かないと末期症状が出てくるほど。
でも今は猫がいるので、遠くへは行けなくなった。行っても国内で2泊がせいぜいだ。それ以上だと、家においてきた猫が寂しがってやしないかと気が気じゃなくなってくる。


恋愛ものは若いころから読まないし観ない。恋愛は幻想の産物だと思っていたからだろう。でもやっと、恋愛から深い愛情に変わっていく愛もある、と最近わかった。

 

そんな休日の貴重な趣味のひとときも、猫は飼い主を放ってはおかない。
 

寝転んで読書

本に猫の足が乗る

本に乗る猫


最近はブログを書き始めたので、本も映画も前のようにたっぷり楽しめなくなった。
なぜなら、漫画を書くのに時間がかかるから。
平日に書くのは体力的に無理だから、土日に書きためるしかない。

 

最初は下手な漫画を載せる気はなかった。もともと絵心はない。
でも、おむすびとの出会いから書き始めようと思ったら、野良時代の写真はたったの3枚しかないことに気づいた。
私には画像なしで読んでもらえるような筆力も内容もない。
仕方ない、漫画でも描くか、となった。

 

寝転んで本を読むのは至福の時

 

だから、今の読書の時間はますます貴重なのだが、私が本を持って歩いていると、おむすびはじっと私をチェックしている。
例え寝ていても、飼い主の動く気配を察知しているようだ。


本を広げてページをめくるころには、しれっと伸びなんかしながら起きて、いつの間にか近くに忍び寄っている。
本は必ずおむすびに乗っ取られるので、読書はあきらめて起き上がり、ナデナデする。

 

こうしておむすびは、毎度毎度私のささやかな楽しみをかっさらうのだけれど、撫でられてゴロゴロ言っているのを見ると、もう本はいいや、なんて思う。

私の膝の上で、豊かな感情を持った暖かくて小さな生命体が寝息を立てる頃には、もう陽が傾き窓から西日が射している。

 

こんな風に、一緒にいられる休日は、あっという間に終わってしまうのだ。

 

膝にのりがたる猫

膝にのる猫

 


 おむすび編37に続きます

 

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