おむすび「帰ってきたみたいです」
あなたのおうちのネコさんは、帰宅した時に玄関まで迎えにきてくれますか?
私の乏しい経験では3割
以前から、ワンちゃんには「おかえりー!待ってたよ」と出迎えてくれるイメージがあったけれど、猫にはなかった。
ところがどっこい、初めて一緒に暮らした猫のおむすびは、毎日欠かさず出迎えてくれたのだ。
玄関のドアを開ければ、もうそこにいて鳴いている。
目が半分しか開いてない状態でうにゃうにゃ言ってる時には、「寝てたんだな」とわかった。
寝ぼけながらも、スリスリ 熱烈歓迎。
とてもとても可愛かった。
おむすびのお出迎えは、猫エイズを発症して体がしんどくなるまで毎日続いた。
だから私の認識も『猫もお迎えしてくれる』に変わっていった。
ところが。
そのあとにやってきたアオイとユズは、まったく出迎えてくれなかった。
靴を脱いで上がり、「ただいま」と言いながらリビングに入っていっても、あくびなんかしている。
ユズなんか、仔猫時代に遡れば 物陰から訝し気にこっちをうかがい 怪しんでいる風。
慣れるまでは、ちょっとさみしかった。
アオイ「あら、帰ってたの?」
最近のユズ
アオイが死んでしまってから、ユズにちょっとした変化が起きた。
私が帰宅すると、リビングのドアのところまでやってくるのだ。
今まではドアまで来ることもなかったから、大きな変化には違いない。
私には 声だけが聞こえる。
ユズは ドアの向こうに隠れたまま。
安心させるために声をかけてみる。
それでも姿は現さない。
出てくればいいのにね。
もう一度、呼んでみますか。
やっぱりだめか。
でも、ちらっとお顔が見えた。
この変化はきっと、アオイがいなくなって 日中ひとりで家にいることがとても淋しい という証拠なんだろう。
なんだかんだ言って、やはりアオイの存在は大きかったんだと思う。
ユズ「誰ですか?」
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