猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

偏食猫が療法食にトライしてみた話

 

ソファにて
こう見えて頑固なんです


猫の偏食に悩む

 

偏食の猫ちゃんっていますよね。
うちのアオイも、まさしく偏食中の偏食です。

 

基本的に食べず嫌い。
限られた好みのフード以外は食べない。

小食なアオイのために、たくさんのフードを試してきた。
そして、やっとたどり着いたのがアカナのシーフード味。

同じアカナのチキンは食べない。
もしこれが販売中止になったらどうしよう?また一から探さなくちゃいけなくなる。

まぁ、その時はその時か。

アオイの口に合う希少なフードが見つかったのは嬉しかったが、我が家のフード代は跳ねあがった。


一方人間の食事は、米はブレンド米、割高なお惣菜は買わず、スーパーで少しでも安い食材を買ってせっせと手作りだ。

人間よりも猫の方が高級品を食べている。

 

ある日の先生からの提案

 

前々回の記事で、アオイが毎月通院していた頃の話をしたけれど、今回もその頃のお話。


すっかり病院の常連になってしまったアオイが退院した時のこと、食べられなくなる原因を突き止めることができずにいた先生が「療法食に切り替えてみませんか」と提案してきた。

先生の提案


「切り替えて食欲が安定する可能性もある」というのだった。

投薬するのに、動物病院のスタッフさえも手こずらせるアオイ。

その神経質さは先生も十分理解してくれているが、どれだけ食に難しい猫なのかということまでは、わかってないんだろう。
まずそれを食べてくれるかどうかが、最大の難関なのだ。

偏食な猫

帰りたがる猫



それでもやってみることにした。
最初からあきらめてはいけない。

 

病院で嗜好性の高いフードを教えてもらい購入した。

 

帰ってすぐにあげてみた。

お皿を前に、アオイは怪訝そうな表情。
その様子を、息をつめて見守るお世話係。

 

怪訝な表情の猫


そして匂いを嗅いで、あっさり猫またぎ。
やっぱりね。

仕方ないから、夜までにお腹を空かせてもらおうか。
今すぐ食べてほしいのはやまやまだけど。

夜にもう一回、療法食を出してみた。

拒絶する猫


もう見向きもしない。

こうなるともう絶対食べないだろう。

頑固な猫


そう、アオイの頑固さは筋金入りなのだ。

私たちの心は簡単にぽきっと折れて、すぐにいつものゴハンをお出しした。

根負けした人


それを食べるアオイを見て、どんなにホッとしたことか。


安堵する人

 

猫ががつがつごはんを食べてくれるのは、当たり前のことじゃない。

とってもありがたいことなのだ。

 

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