人間はうまくいかない人生を、努力したり考え方を変えたりすることで 軌道修正できる可能性を持っていますが、猫はどうなんでしょうか?
ノラ時代のおむすび
置き餌
三太によると、去年の暮れから見かけるようになった 野良のさくら猫さんがいるという。
さび猫らしい。
警戒心が強くて、近づこうとするとすぐに逃げてしまうそうだ。
何度か見かけるうちに三太が、うちの玄関の前にエサを置くと言い出した。
私は 半年前の三毛猫の苦い記憶もあったので、賛成はしなかった。
仮にこの先、人に慣れたら(あり得ないような気がするけど)うちで飼おうってことになるよね。
うちの猫と対面させて、受け入れてもらえなかったら?
またリリースするの?
私が三毛猫を保護したいと言い出した時に 三太に言われたことをそのまま繰り返したくなったけど、警戒心の強い野良の成猫が 人に慣れる可能性は低いので、言うのはやめた。
そして置き餌を始めてから数日すると、お皿には食べた形跡が。
食べたのがその猫なのか、別の猫なのか、はたまたカラスやハトなのかを限定するために、玄関の防犯カメラを再生したら、出入りする猫の姿が映っていた。
私 「これが そのさび猫なの?違う猫じゃないの?」
三太「あの猫に間違いないと思う」
寒さが厳しくなるにつれ、時々残していたカリカリもきれいに食べるようになった。
やはり食べないと、この寒さはしのげない。
私は情が移ると 居ても立ってもいられなくなってしまうので、この件にはあまり関知しないようにしている。
また 情が移って距離を置けなくなって、最後に泣くのはもうイヤだから。
猫ハウス
正月明け、宅配でキャットドアが届いた。
私 「これ、寝室のドアにつけるの?」
三太「違うよ。外にさび猫用ハウスを置いてそれにつけるんだ。暖かいところで寝てほしいでしょ」
そして始まった猫ハウス作り。
①ホームセンターで売っているボックスに穴をあけて、キャットドアをはめる。
②キャットドアに、透明な雨除け屋根をとりつける。
③ボックスの中にレンガを置いて、その上に段ボール、フリースを乗せる。
④冷気を遮断するために、四方の壁に段ボールを貼る。
⑤入口に呼び水のエサを置いて、完成。
ハウスを置いて1週間経つけど、入った形跡、おびき寄せ用のエサを食べた形跡はなし。
入って、少しでも暖が取れればいいのだけど。
幸運な猫、不運な猫
元飼い主に捨てられて ノラ猫として数年を生きぬき、最後の4年間はうちの子になったおむすび。
飼う決心をする前は、玄関前でエサをあげていた。
おばさんだったけど 遊ぶのが大好きで、毎日遊んだね
生まれてまもなく保護されて、外での短い生活を ほとんど覚えていないであろうアオイとユズ。
我が家にきて1ヶ月くらいの頃
そして、外で暮らすノラ猫たち。
仔猫のうちにほとんどが死んでしまい、生き残れても環境は過酷。
猫の運命を分けるのは なんだろう?
やはり「運」なのだと思う。
一皮むけば、みんな同じ猫なのに。
切ないです。
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