うちのユズは勘違いオトコですが、かく言う私も 実は・・・。
どえらい勘違い少女だった
私は少女時代、可愛く言えば夢見る夢子で 妄想するのが好きな子だった。
あの頃の 私の思い描く未来は・・・
すれ違う人々が振り返るくらいイイ女になり(髪にカラーをつけたまま歩き、振り向かれたことはあるかも)、
雨の中を泣きながら 彼の車を追いかけるようなドラマチックな恋をし(トラックが撥ねた水たまりの雨水で 全身ずぶ濡れになったことはある)、
最終形としては、赤毛のアンのグリーン・ゲイブルズのような可愛らしい家に住み、パッチワークやお菓子を作りながら過ごす 優雅な日々だった。
今、” 将来は大谷翔平と結婚するんだ ” くらいの無謀な夢をたくさん見ていた過去の自分が、とっても愛おしく思えるのはなんでだろ?
誤算
夢が暴走したあげく 身の丈に合わない妄想になっていくのはよくあることですが、猫も例外ではないらしく・・・。
新入り猫の青たんがやってきて、自分が強くて威厳のある猫だと思っているふしがあるユズくん。
そんなユズに、このあいだ青たんがこんなポーズをしてました。
青たん、怒ってたみたいです。
走る緊張
もう、ユズのことはまったくこわくないんだろうか?
まぁ、これが青たんの下したユズへの評価、ってことですかね。
ユズよ、そんなに落ち込むなかれ。
体の小さかったアオイだって(ユズよりお姉さんでしたけど)、決してユズに屈することはなかったじゃないの。
つまるところ大事なのは、体の大きさとか力の強さじゃないってことですよ。
中身の問題なのよ。
青たんがユズを追いかけっこに誘っても、時々意地悪してるよね?
おにいちゃんなんだから、もう少し優しさを見せてあげたらどうですか?
人間界と同じように、猫界でも 優しくて強い心の持ち主が慕われるのよ。
見透かされてます
ユズがルンバにおののく一方で、
青たんは、大音量で近づく掃除機に動じません。
これもまた、アオイと共通する部分。
早くも本性を見抜かれたユズ、威光に輝いた日々はあまりに短かった。
「いろいろとわかってきたの」
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