猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

おむすび編7.食事時は警戒怠りなく

 

うちの玄関で過ごすことが多くなったおむすび。そんなおむすびに、きちんとした餌をあげた方がいいのかな、と私えびねは思い始めました。
初めてのカリカリ選び。おむすびは気に入ってくれるでしょうか?

 

栄養を偏らせないためにはやはり総合栄養食か

 
おむすびはささ身が大好きである。
だけど毎日ささ身を与えるのは、猫の健康上いかがなものか?
そして肉を煮る手間も、会社員として毎日働く私にとっては負担である。

やはり猫用のドライフードを買うか?
ところでカリカリってよく聞くけど、ドライフードのこと?

カリカリはやはりドライフードのことだった。
噛むとカリカリと音がするからなのか?
カリカリを買うことに私は少し躊躇していた。
ささ身やかつおぶしといったおやつ的なものとカリカリは一線を画している。
カリカリは主食なのだ。
 
主食を与えるということは、その猫に対しての責任がずしっと重くなるような気がする。
毎度こんなことをうじうじと考えては、だけど突き放すわけにいかないじゃないの、と居直ってきた私だが、今回もまた居直ってカリカリを買うことにした。
事実私の中には、もう引き返すに引き返せない、というような気持があった。
 
おむすびがいる時には、朝と夕方ゴハンをあげることにした。
お水もいつでも飲めるように置いておく。

私が最初に選んだカリカリはモンプチの小分けタイプ。スーパーで手軽に手に入る。
高くもなく安くもなく、悪いものが入っていなさそうなものを物色し、さんざん迷った末これにした。
スーパーの餌コーナーで5分も10分もかかって選んだことなど知るよしもないおむすびだが、どうやらモンプチを気に入ってくれたようだ。
 

一度体得した習性はなかなか改まらない


が、食べる時には決まって、あたりをキョロキョロと見回してはカリカリを丸呑みする。
他の猫にエサを横取りされることを恐れてのことだろう。
だけど、カリカリだけに、カリカリと噛む音を聞いてみたいし、何よりおいしさを味わってほしい。

私は玄関のドアを背にして、大きな植木鉢の陰でおむすびを食事させることにした。
ここだったら、後ろから狙われる心配もないし、左右も壁である。
そしてなにより、そばに私がついている。
これで少しは落ち着いておいしく食べられるのでは、と思ってのことだったが、効果はほとんどなかった。
 

玄関で猫に餌を与える

 

玄関の植木鉢の影で猫に餌を与える


やはり心配でたまらないのだろう。

せわしなく植木鉢の陰から道路の方に警戒の目を走らせながら、ソワソワと食べている。

そんなおむすびの様子を見ていると私の胸は痛んだ。

この数年もの間、この猫はこうやっておなかを満たしてきたのだ。

味わうとか、おいしいとか、そんな余裕なしに。
ただ生きるためだけに。
 
 
 
おむすび編8に続きます
 

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