猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

どまんなか

眠り猫
眠り猫

ある日の夜

 

風呂も入った。
歯もみがいた。
ストレッチもした。

さぁ、寝るか。

 

と、ふとんに入ろうとしたら・・・。

 

どんよりする人


ど真ん中にねこ。

 

ふとんのど真ん中に猫


この堂々たる寝姿。
このふとんは自分のものであるという自信が、目に見えるようですね。


いつもは飼い主が寝るまで、待っていてくれるユズ。
今日は待っていてくれなかったのね。


一応、我が家は猫ファーストですと豪語している手前、スヤスヤと気持ちよさそうに寝ているユズを動かすのもなんか気がひける。

とりあえず枕に頭を乗せることを必須条件に、横になってみましょう。

 

どこか違う


違いますね。

このまま寝たら、ユズの頭にヒジテツを食らわす可能性あり。

 

もっと違う


片足だけふとんからはみ出てるというのも、落ち着かない。

段差のせいで、時間が経てば経つほど増す違和感。

 

全然違う


居心地悪すぎでしょ。
リラックスとは程遠いでしょ。

こんな体勢で眠れる人って、いる?

 

結局のところ

 

最終的に、一番最初のスタイルで寝ることにしました。

眠ろうとする人


手が寒いけど、これでよしとしましょう。

ここまで試行錯誤すること10分。
疲れ果てた。

そして疲れ果てたわりには、頭が冴えてしまった。
とにかく眠らなくっちゃ。

時計の秒針の音。
カチカチ、カチカチ。

ユズがちょっと寝がえりを打った。

私はチャンスとばかりに、センターににじり寄る。

 

そうこうして夜は更け、ユズの寝息を聞いていたらだんだん眠気が襲ってきた。


いつしか私も眠りにつき、気がついたらいつもの体勢になっていた。

 

いつもの体勢


知らないうちにアオイもやってきて、脇をがっちりガードしてる。

 


悲しいことに、眠りも浅く、寝がえりも満足に打てなかったよ。

予想通り、体はバリバリ。
頭はボーッ。


飼い主とは真逆に、猫たちにはスッキリ爽快な朝らしく、朝ごはんの催促だ。

そうせかさないでくださいよ。
今用意しますって。

ちょっと腰が痛いんですってば。

 

飼い主の心、猫知らず



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