猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

最初の1週間

猫たち

 
やってきた2匹

 

三太が休暇をとった7日間の初日、アオイとユズがそれぞれの保護主さんに連れられてやってきた。
私と三太も落ち着かなかったが、猫たちも緊張した様子。

 アオイを部屋に放し、ユズをケージに入れた。

 

アオイはキャリーバッグから出されると、部屋をとことこと歩き「ぴゃー」と鳴いた。
保護主さんが「あれがアオイの鳴き声です」と言った。

初めての場所


そしてアオイはソファのうしろに隠れてしまった。

 

一方ユズをケージから出してみたら、クッションとクッションカバーの間に潜り込み出てこない。

ソファにもぐりこむ猫


仕方なく引っ張り出して、またケージに入れた。
ケージに布を被せて、時々覗くと隅っこでウーウーと唸っている。

 

夕方アオイがやっとソファのうしろから出てきた。
オモチャで誘うと、少し遊んでくれた。

 

キャットウォークに登った猫
もっと振ってちょーだい

ケリケリする猫
こうして、こうして、ケリケリしてやるわ!

探検する猫



それからアオイは隠れなくなったが、ゴハンを食べてくれなかった。
遊ぶのは大好きで、いくら遊んでも疲れない。人間の方がへとへとになった。

翌日ミルクを出すと、やっと飲んでくれたので少しホッとした。

 

ミルクを飲む猫


ゆずの方は、食欲もりもり。
2ヶ月半だが、もうカリカリを食べた。

おしっこもウンチも順調だった。

 

その後


ユズは唸りながら同時にゴロゴロ言う、という器用な真似をしていたが、2日目には私たちに唸らなくなった。


じゃらしで遊ぶ猫
じゃらしを見せると夢中になる

カメラ目線の猫



アオイはユズが気になるようで、何度もケージを覗きにいった。

ケージが気になる猫


ユズはアオイの顔を見ると唸った。

驚く猫



アオイは全く好戦的ではないのに、ユズが台無しにしている気がした。

そしてユズにつられて、アオイまでシャーシャー言うようになってしまった。

 

アオイは2ヶ月ユズよりお姉さんだ。
だから体も大きい。

でもユズはたちまち大きくなって、アオイはすぐに追い越されてしまうだろう。
ユズの骨格はしっかりしていて、大きな猫になりそうだった。

 

今のうちに2匹の上下関係に決着をつけておこうと、ユズをリビングに解き放ってみた。
アオイよ、ここでお姉さんとしての威厳を、ユズに思い知らせておくれ。

アオイがユズを追いかけて猫パンチしたけれど、残念なことに優しいパンチで全く痛くなさそう。

猫パンチ


それでいいの?アオイ。

 

2匹の戦いは終わることがなかったので、ユズをケージに戻して、少しずつ部屋に放つ時間を長くしていくことにした。

 

出してくれ
出して~


2日めの夜、アオイは私の足元で寝た。
小さくて痩せていたので、蹴とばしたら壊れそうで怖かった。

でも相変わらず、私たちと距離を置いているのを感じる。

 

ユズをフリーに


1週間後にユズがアオイに唸らなくなったので、完全にフリーにすることにした。

キャットウォークの上の猫


フリーになると大はしゃぎで走り回り、アオイにちょっかいを出しまくるユズ。
「アオイにとっては鬼を放つようなもの」と言う三太の言葉には笑ってしまったが、全くその通りだった。


夜は寝室で2匹が居合せて、そこはたちまち戦場と化した。

シャーシャーぽんぽんと威嚇し合ってお互いを追いかけ回し、パンチの応酬。
私たちは寝るどころじゃなくなった。
結局ユズが勝ち、アオイはベッドから降りて1階に戻ってしまった。

そんなこんなの1週間。

窓辺の猫
庭を眺めていて、振り向いたアオイ

枕でゴロン
私の枕が好きなユズ 

一番大変だったのはいきなり知らない家で生活することになったアオイとユズだけど、7日間、家から一歩も出ずに猫たちの面倒をみていた三太もげっそりしていた。

猫と濃密な時間


仔猫との濃密な長期休暇、お疲れさまでした。

 

 

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