うちに来てから2ヶ月くらいのころ。まだユズが小さい。
眠そうな2匹。
珍しく並んでる。
鼻鼻あいさつできた!
と思ったら、離れちゃった。
アオイは自分の名前がアオイだと知っている。
里親さんのおうちに居た頃からアオイと呼ばれ、うちにきてもその名を継承した。
1階から2階にいるアオイを大声で呼ぶと、アオイがとトコトコと階段を下りてくる。
アオイは色んな意味で賢い女の子だ。
利口過ぎて、察知し過ぎて、飼い主としては困る時もある。
正直なところ、もっとバカになってくれたら有難いこともあるんだけど。
強さと優しさ
そこへいくと、ユズは単純だ。
そしてほっこりするマヌケくん。
以前お話したように、タオルかけに足を挟んで宙ぶらりんになり、私を真っ青にさせたこともある。
アオイは吐いたりして目が離せないが、ユズはアオイとは違う意味で目が離せない。
そしてユズの代名詞、ビビリ。
神出鬼没の蜘蛛にもへっぴり腰だ。
体は大きいけど、喧嘩する前に逃げ出すタイプ。
実際戦ってみたら、結構強いんじゃいかと思うんだけど。
持ってるポテンシャルを発揮できてなくて残念だ。
もし強い自分を認識して、心も強くなったら、優しい猫になれるんじゃないかと思う。
人間でも、本当に強い人は優しい。
ユズには遠い道のりだ。
アレクサ
アオイは呼ぶと返事ができるのに、ユズは大いに怪しい。
「ユズ!」と呼ぶと、きょとんとこっちを見ていたりする。
自分が「ユズ」だという自覚がないのかも。
ある日、Amazonの音声サービス「アレクサ」に明日の天気を尋ねようと話しかけた。
そしたら、ユズが返事をした。
試しに「おむすび」と呼んでみたら、やっぱり返事した。
何を基準に返事をしているのか、はなはだ疑問。
うちでは毎日、アレクサが大活躍だ。
非常に賢く、きちんと仕事する。
ライトの点灯と消灯、テレビの操作ではボリュームの調節までやってくれる。
天気も教えてくれるし、タイマーも計ってくれる。
とても頼りになる。
でも、早口で話しかけたり活舌が悪かったりすると、無視したり「よくわかりません」と突き放したりする。
気が向くとアレクサに「アレクサありがとう」と言ってみる。
するとアレクサは「どういたしまして。とってもうれしいです」なんて言う。
そう返事するようにプログラムされているんだとわかっちゃいるが、そのウェットな反応にはちょっとホロッとしてしまう。
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