今週のお題「雛祭り」
ひな祭り
ひな祭りと聞いてぱっと浮かぶのは、家に飾っていたひな人形だ。
動物のぬいぐるみは好きだけど、リカちゃん人形を欲しいと思ったことがない私でも、母が押し入れからひな人形の箱を取り出す時はドキドキした。
母に教えてもらいながら、姉とひな壇にお人形を飾るのは楽しかったな。
ひな壇には、ひなあられを盛ったお皿をお供えしていた。
お米の形をした白とピンクのポン菓子のようなほの甘いひなあられで、見るだけでワクワクしたっけ。
生活は贅沢とは程遠く質素そのものだったけど、お雛様はちゃんと買ってお祝いしてもらった。
姉と私の成長を願った両親の気持ちを、今日は遅まきながら想った。
最近はなにかにつけ、亡き両親に感謝することが多くなった。
歳をとったということなのかな。
若いころは言いたい文句が山ほどあって、それを抑えるのに精いっぱいだった。
やっと心からありがとうという気持ちになったのに、相手はもうこの世にいないなんて皮肉なことだ。
我が家のかわいこちゃん
我が家のカワイ子ちゃん、アオイ。
時々ゴハンが食べられなくなって、過去には安易に「毛球症」と診断されることがちょくちょくあった。
確かに神経質なまでに毛づくろいするし、毛も吐く。
なのでアオイを毎日少しずつブラッシングすることが、私の毎日の仕事になった。
最初はファーミネーターを浮かせ気味に、そーっと。
慣れてきたら大胆に。
アオイは私の手をなめる。
猫の舌はザラザラしているので、ずっとなめられているとひりひりしてくる。
なのでまた、「もうやめていいよ」と言う。
アオイのブラッシングを終えて、他の用事を済ませていたら、突然ハッと凍りついた。
ブラッシングでとった毛をテーブルに置きっぱなしにして、すっかり忘れていた!
急いでテーブルを見に行ったけれど、ない。
あぁ、アオイが食べていたらどうしよう?
以前ユズがふわふわと漂っていた毛を食べてしまったので、放置しないように気をつけていたのに。
アオイが食べてしまったら、毎日のブラッシングが水の泡だ。
青くなって部屋中を探し回った。
しつこく探したけど、結局見つからなかった。
ユズが食べたにしろアオイが食べたにしろ、もう同じ失敗は繰り返すまい、と心に誓ったのだった。
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