未来に必ずやってくる老いや死への不安。
考えても仕方ないと 紛らわせますか?
真正面から向き合いますか?
依存心
困ったことに、私たちはとても不確かなものに依存しながら生きている。
大事な人、自分の健康や命、能力、富や肩書き などなど。
私たちは同時に、それらを失いながら生きている。
そしていつか、すべてを失う時が 必ずやってくる。
10代の頃から、”失う”ということがとても怖かった。
若かった私は「誰にも依存しないで生きればいいんだ」と思った。
もとより、期待しなければ失うこともない。
だけど、心はそれに反して求めたがるもの。
頭がブレーキをかけると、心はなおも進もうとする。
いつもジレンマだった。
私は20代で挫折をして、30代で両親を亡くした。
自分はひとりで生きてきたわけじゃないんだ と思い知ったのはこの時で、それからは なにかに寄りかかることをためらわなくなった。
先のことは考えてもどうにもならない。
それから歳を重ね、最近また思うようになった。
やっぱり失うのはすごく怖い。
自分が いつどうなるかわからない。
それは、大事な家族も同じ。
とても不安だ。
僧侶が教える「考えすぎない生き方」
いくら考えてみても、不安の具体的な解決策はない。
せめてできることはないのか?
この本は僧侶、藤田一照さんの著書。
これを読んで思ったこと。
今は 欲を捨てて執着しないこと。
欲は、苦悩のもとになる。
それと、足るを知るということ。
そうすれば、隙あらば暴走したがる心も鎮まって 振り回されることも減るかもしれない。
この世に確かなものなど ひとつもない。
いつか、諦めが上手くなり 現実を受け入れられる自分になれたらいいなと思う。
足るを知る猫
猫は、たまに焼きもちというつまらない感情を抱くみたいだけど、おおかた幸せを満喫しているように見える。
夜、ユズが隣で寝ていたかと思ったらベッドを下りた。
派手な音で水を飲んでる。
景気づけに爪とぎ。
でもって、ついでに毛づくろい。
とどめはまた飛び乗って・・・
枕をよこせと催促。
あっけなく眠りについて、寝息をたて始めた。
自由だね。
今を生きてる って感じだね。
そしてとっても幸せそう。
こっちはすっかり目が冴えてしまったんだけど。
今さらこんな静寂って、ずるくない?
私は まだまだ修行が足りないようです。
読んで下さりありがとうございます
人気ブログランキングはコチラ
お手数おかけします