暖かくなってきたこの時期、猫もコタツから出てひなたぼっこをするようになった。
お日様にあたりながら、うちの庭にやってくる鳥たちをのんびり眺めたり、前の道を通る人や犬たちを観察したりしている。
なぜか、ひなたぼっことクールダウンを繰り返す
ガラス戸とカーテンの間は、気温が上がるんだろうか?
しばらくするとバテたような様子でカーテンの裏から出てきて、ぱったりと倒れ込む。
心配になって近づいてみると、うれしそうにしっぽをパタパタ動かす。
具合が悪い、というわけでもなさそうなのでひと安心。
お腹に手を当ててみると、ちょっと冷めた湯たんぽみたいにポカポカだ。
しばらくクールダウンすると、なぜかまたカーテンの裏に戻っていく。
これってちょっとサウナに似ている。
サウナで整う
究極のリラックス感で幸福感に包まれる、というサウナトランス。
サウナと水風呂に交互に入ることで血管が膨張と収縮を繰り返し、快楽を感じるβエンドルフィンという神経伝達物質が分泌されるという。
実はサウナに行ったことがない。
私は重度の冷え性で、ちょっと体を冷やしただけで頭痛に見舞われ、腹痛でトイレに駆け込み、最後には喉が痛くなってくる。
なので水風呂を見ただけで、もうお腹が痛い。
こんな体じゃなかったら、トライしてみて整う感覚を味わってみたいものだ。
銭湯の思い出
高校時代、銭湯というものに行ったことがある。
夏休みの部活の合宿で校舎に寝泊まりした時に、近くの銭湯に行った。
昔ながらの小さな銭湯で、壁にはお決まりの富士山の絵。
脱衣所には牛乳瓶の冷やしてある小さな冷蔵庫があった。
体を洗い終えて、いざ湯船に入ろうとしたらお湯がものすごく熱かった。
足までなんとか浸かったが、これ以上どうしても入れない。
蛇口の近くまで歩いていき、水を出しながらじりじりと体を沈めていたら、近くにいたオバちゃんに「ちょっとあんた!そんなに水出したらぬるくなっちゃうじゃないの!」と怒られて、結局肩まで浸かれずに上がった。
翌日以降はまた怒られるのが怖くて、湯船に入るのはあきらめて体だけ洗ってさっさと出た。
コーヒー牛乳なんか飲みながら、部活仲間が上がるのを待っていた。
あの頃は今より、面の皮だけじゃなく全身の皮も薄かったから、熱い風呂に入れなかったんだろうか。
庭から見るとこんな感じ
おむすび編58に続きます
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