アオイ「文句は言わせにゃいわ」
質の良い睡眠をとりたい
この暑さで寝苦しい夜が増えてきた。
睡眠本、スタンフォード式「最高の睡眠」では、室温のコンディショニングは大事だと説いている。
睡眠中の熱中症対策として、水分補給や吸水性のよい寝間着や寝具対策も大切だが、「室温」と「湿度」の調節は更に重要らしい。
適温には個人差があるが、室温が高すぎるのはとにかくNG。
熱中症だけでなく、過剰な発汗による熱解放で風邪をひいてしまうリスクも出てくる。
また、夢を見るレム睡眠時は脳の温度が少し上がるものの、脳を休めるためにも温度は下げた方がいいので、冷感枕などもおすすめなのだそうだ。
脳は冷やし、体は冷やさず、だ。
ただうちには猫がいるので、思い切って室温を下げるのも憚られる。
寒けりゃ寝室を出ていくかと思いきや、そう単純なものでもない。
体温が違う者同士が一緒に過ごすことのなんと難しいことよ。
我が家の試行錯誤は続く。
アオイの謎の行動
寝入りばな、私のベッドに飛び乗ったアオイ。
枕を踏んづけて、頭のあたりをウロチョロ。
髪の毛も踏んづけられて痛い。
アオイは私の顔に、顔を近づける。
ちょっと鼻息荒くないですか?
鼻息はともかく、これはフトンに入れろということだ。
お姫様のために、フトンを持ち上げてあげる。
「よろしい」とでも言いたげに、フトンに入っていくアオイ。
ひょいと上がった小さなお尻とシッポが可愛いですね。
すみませんね。
私の体の横を、しずしずと進むお姫様。
どこまで行く気か?
なるほど。
想定内ですけど。
足はもう閉じてますからね。
まぁ、そうは簡単に問屋は下ろしませんって。
ここでアオイが、フトンをカシャカシャと引っ掻く。
けっこうな勢いで、回転も速い。
お陰で、うとうとしていた私は起きてしまう。
これは一体どういう意味なのか?
一方アオイは気が済んだのかなんだか知らないが、私のふとももに体重をどっしりと預け、眠る態勢。
私の頭はしばらくの間、クエスチョンマークでいっぱいだ。
このアオイがよくする行動、実に謎なのです。
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