物陰から獲物を狙う
毎日体温を測る
私の住む地域では、コロナ感染者が多く報告されている。
多分、足を踏み入れたくないと思われている地域のひとつだと思う。
勤務せざるを得ず、インフルエンザの予防接種をしてもインフルに罹患してしまう私は、毎日体温を測ることにした。
そして、測るたびにガックリと肩を落とす。
体温が低すぎるのだ。
体温が低いのは今に始まったことではない。
起きぬけに測ると36℃を切っていたりする。
そして徐々に上がって、やっと36.5℃を上回るのは夕方だ。
体温が低いと、いろんな病気になりやすくなる。
以前からなんとか体温を上げたいと、ありとあらゆる試みをしてきた。
食事、運動、筋力増強、入浴などなど。
でも効果は出ない。
もうこれは体質だとあきらめるべき?
春になって暖かくなった日中、家の中で三太はTシャツ一枚。
そして猫はゴージャスな毛皮一枚。
一方私は、Tシャツとトレーナーの上にフリースの上着。それでも寒ければ更に上着を羽織る。
着ぶくれた自分で亡くなった母を思い出した。
私の冷え性は母親譲りだ。
10代の頃から、ちょっと冷やすとお腹が痛くなった。
今は女子高生のむき出しになった素足を見るだけで、お腹が痛くなる。
母は母で、歳をとるにつれて厚着になっていった。
暖かいのになんでそんなに重ね着してるの?なんてよく思ったものだが、悲しいことに私も最近重ね着の枚数が増えてきた。
ネズミさんの受難
おむすびは放っておいても、オモチャのネズミで一人遊びをする。
最初は前足でちょいちょいと弄んでいるのが、エキサイトしてくるとだんだん扱いが荒くなってくる。
猫は遊び場所を選ばない、というよりも「そこで遊ばないで」と思うようなところをわざわざ選んで遊ぶ。
ほら、その証拠に飲み水のボールに近づいていくぞ。
飲み水ボールには引力でも宿っているのか?
そして嫌な予感は的中し、ネズミは冷たい水の中に投げ出される。
おぉ・・。
おむすびは拾おうとするが、取り出せたためしがない。
しばらく静観を決め込むものの、床に水がこぼれてびしゃびしゃになってきた。
見かねて、仕方なくつまみ上げた。
びしょ濡れになった気の毒なネズミを干していると、また狙うおむすび。
ネズミを水に放り込むのは、猫にとっては失敗ではなく、意味のあることなのかもしれない。
真冬の池ポチャも厭わない、ネズミさんの激務。
冷え性で悩む私には、とてもできそうにない。
おむすび編73に続きます
読んで下さりありがとうございます
人気ブログランキングはコチラ