マウンティング女
2度目の転職で職場を初めて見た時、私は変な汗が出た。
そこはまさしく女ばかりの職場だったからだ。
その職場でまさか15年以上働き続けるとは思ってもみなかったが、女性が8割も占めていればいろいろある。
男性にはなかなか理解されないかもしれないけど、マウンティングなんかはその代表かもしれしれない。
最初マウンティング女という言葉を聞いた時は、「猫の話?」なんて思っていた。
でもその意味が、自分が相手よりも立場が優位であることを示そうとする女性のことだと理解したのは、同僚と話していた時だった。
同僚「SさんってYさんにマウントしてますよね」
私 「・・・?」
同僚「だってSさん、いつも最後は自分の自慢してるじゃないですか」
SさんとYさんは仲が良くて毎日仕事中に長々と雑談をしているが、Sさんがいつも最後には「うちはね・・」と話題を自分のことにすり替えていることは知っていた。
なるほど、と思った。
私自身はあまり、誰かにマウントされていると実感したことがない。
私が鈍感なのか、自慢されると不快感が顔に出てしまい(私は顔に出るタイプ)相手が察知するのか、理由はわからない。
ただSさんがとても苦手、というのは事実だ。
日ごろSさんと仕事以外で話をするシチュエーションは避けているけど、そんな状況に陥ってしまった時は、とにかく話を早く切り上げようとする。
「へぇ」「そうなんだ」「なるほどね」とテキトーに相づちを打ち、たまに「すごいじゃん」とか言っておく。
話を広げたり深堀りしようとしないから、Sさんにとって私と話すのはつまらないのかもしれない。
こっちとしてはそれが狙いなんだけど。
とにかく、女社会はいろいろ大変だ。
女同士
アオイは小さくて童顔の女子猫だ。
アオイを見た10人中9人が「可愛い」という言葉を口にしてくれる。
一方ユズは、人が来ると隠れて出てこないので、もともとコメントがない。
仮に誰かの目に触れたとしても、せいぜい「大きな猫ですね」くらいだろう。
天国に行ったおむすびは、人懐っこくて甘えん坊、気が良くてとびきり性格がいい猫だった。
誰かがうちに来ると、いつも物おじせず近づいて「人懐っこい」とよく言われていた。
でも、「可愛い」と言われた記憶が少ししかない。
これが人間だったら、女の争いになったのではないか?
おお、こわ。
ユズは行儀の悪いことに、アオイが吐出したエサを食べようとすることがある。
ところで女に囲まれた男って、モテるか、けなされるか、どちらか両極端になりがちだと思いませんか?
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