NYの旅
セントラルパークの東にあるメトロポリタン美術館は、行くたびに「また来たい」と思わせる素晴らしい美術館だ。
歩き疲れた夜には、必ず「マラガ」というスペイン料理の店に行き、パエリアとガスパチョを食べた。
さっぱりと冷たいガスパチョは、脂っぽい料理ばかりでげんなりした私を 生き返らせてくれた。
当時は白髪の男性と、小人の男の人がウェイターをしていて、不思議な雰囲気のある店だった。
そのマラガも、今はもう店をたたんでいるようでさみしい。
日時指定チケット
先日 友人Nから「国立新美術館で開催してるメトロポリタン美術館展に行くんだけど、一緒に行かない?」と誘われた。
私は行けなかったのだけど、後日友人Nがお土産を郵送してくれた。
ラ・トゥールの「女占い師」のポストカードとクリアホルダー。
ちなみに私は、ラ・トゥールの作品の中で特にこれが好き。
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 『大工の聖ヨセフ』
友人Nは、美術館のショップで私の好きな画家のものを見つけると、よくお土産に買ってきてくれる。
前には こんなのも買ってきてくれた。
ブリューゲルの小冊子。
スペインのお土産だったかな?
日本の美術展も コロナ禍になってから日時指定してチケットを事前予約できるシステムができて、混雑を避けてゆっくり観ることができるらしい。
日本もやっと、良いシステムを導入したのだね。
日本の美術展は、とにかく押し合いへし合いのイメージ。
絵画を楽しむどころか、ぐったり疲れ切って帰った記憶が多い。
海外の美術館
それに比べて、海外の美術館でゆったりと鑑賞できる空間は安らぎの時間ともいえた。
コツコツと響く誰かの足音。
たまに声が聞こえても、低いひそひそ声。
小部屋であれば、その空間に私ひとりきりしかいないこともあり得たし、ソファに腰かけて静寂を楽しむこともできた。
あの「モナリザ」でさえ、人だかりは10人ほどしかおらず、少し待つだけで目の前で観ることができた。
絵を観ることはもちろんだけど、あの空間に身を置くことも好きだったんだよなぁ、と思う。
至福の時
本棚から美術本を取り出して眺めていると、心はその時代、その世界へと飛んでいきます。
至福の時です。
でも、かなりの確率で刺客はやってくる。
この華奢な足は・・・
アオイ。
座っちゃった。
泣いてます。
このマッチョな足は・・・
ユズ。
よくお尻にウンピーをつけてるユズ。
大切な画集が汚れたら、今度こそほんとに泣くよ?
こんなわちゃわちゃした時間も、平和で至福なのですけどね。
なんでもかんでも乗ってみる
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