以前こちらの記事を書いた時、いただいたコメントにとても驚いた。
実は自分もかつては猫が怖かった、苦手だった、という方がたくさんいたのだ。
どの方も、今は猫を心から愛してやまないブロガーさんばかりだ。
物語の猫
なぜ猫は、悪いイメージを持たれやすいのか?
私の場合、そもそもの誤解は「不思議の国のアリス」から始まったように思う。
この物語に出てくるチェシャ猫は、たびたびアリスの行く手に姿を現し、なぞなぞのような問いを投げかけたり、騒動を引き起こしたりする。
この猫が不気味なのは、神出鬼没なだけでなく胴体無しの顔だけで現れたり、始終ニヤニヤ笑いを浮かべているところ。
「チェシャ猫が姿を消した後、ニヤニヤ笑いだけがそこに残った。」という一文は、かなり鮮明に幼い私の記憶に残った。
宮沢賢治の「注文の多い料理店」も、幼かった私には恐かった。
道に迷っておなかをすかせた二人の男が、「山猫軒」というレストランに入ると、店側から次々と奇妙な注文をつきつけられて・・・というお話。
この物語に隠された教訓を読み解けず、ただただラストに震え上がった。
謎めいた雰囲気を持つことから、ミステリー作品にも猫が登場することは多いが、海外のミステリー作家でも、かつては猫が嫌いだったと言う人は意外と多い。
猫嫌いは、物語の影響がきっかけにもなりうる。
猫にしてみたら、迷惑この上ない。
ひとりでも多くの人が悪いイメージを払拭して、猫の幸せについて考えるようになりますように。
アリスの箱か、ただの箱か
たま伝が入っていた箱が空いたので、さっそくリビングに置いてみた。
この箱から出てくるものは?
あるいはこんなお誘いかもよ。
好奇心の強いアオイが、足を踏み入れる。
足元に穴が開いて、不思議の国へ冒険できるかもしれにゃいわ。
穴は開かず。
とりあえずヘンなものは出てこない、とわかったユズ。
それでも及び腰。
入ってみた。
安堵。
このあとぎゅうぎゅうに収まり、ちょっと寝ました。
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