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丸窓
先月、明月院を訪れた時のことを記事にしましたが。
悟りの窓とも呼ばれるこの丸窓。
我が家にもあることに気づきました。
見てのとおり猫の爪とぎですが、これを窓辺に置いて床に這いつくばると、丸く切り取られた外の風景が見えます。
青たんなにを思ふ
猫たちは時々、ここでまったりしています。
悟りの境地
うちの猫たちは、よくテレビを見ます。
釘付けになるのは猫さんが出てくる番組です。『旅猫ロマン』とか、岩合さんの『世界ネコ歩き』とかね。
でも、猫番組に限らず おかしな音を出しているアニメにも興味津々です。
うちはよく『トムとジェリー』を観てるんですけど、この時間は猫の耳も目もテレビの方に向きます。
また変な音が出てるね。
おばけ？
悪魔？
恐いね～～。
さてある日の午後、悟りの窓から外を眺めていたユズ。
いつになく神妙な面持ちですな。
なにか悟った？
ユズ「三太とえびねはボクたちをひっつかまえて歯磨きするけど、なんであんなひどい事するんだと思う？」
それは、あなたたちの健康を守るためですけど？
決して意地悪なんかじゃありせんよ。
なになに？裏で糸を引いてるやつがいるって？
この前のお化けですか。
よっぽど怖かったんだね。
青たん「じゃ兄たんがそいつを追い出してよ」
ユズ 「しかし負けは見えている」
青たん「・・・・・。じゃ、どうすんの？」
時にはあきらめも肝心ですからね。
ユズの悟りも 悪くないかもしれませんよ。
いざ！歯磨き
歯磨きは いつも青たんから先に始めます。
利口な子は相方がされているのを見ると、自分の番が回ってくることがわかって逃げてしまいますから。
ユズは逃げも隠れもせず。
さすが、余裕の態度。
悟っただけあって違いますねぇ。
ところがいざ、歯磨きを始めてみると？
おいおい？
そんなユズを見ていると、私も同じだよなと思うわけです。
あきらめたつもりでも、いざその時になると気持ちはぶんぶん揺れまくる。
悟りの境地は まだまだ遠い道のりであることよ。
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