猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

ユズの様子

キャットウォークの猫



繰り返す入院でアオイの不在が続き、マイペースのユズもさすがに淋しそうでした。
アオイが退院して帰れば、シャーを言うこともなく 嬉しそうにしていました。

 

アオイの帰宅

 

25日、病院から急遽アオイを連れて帰り、玄関でキャリーから出してあげると、アオイはその場にうずくまってしまった。
ここがどこなのか、わかってない様子。

そっと抱えて、お気に入りだった私の座椅子に乗せたら、ハッとした表情で顔を上げた。
うちに帰ってきのだと、わかったんだと思う。

立ち上がって、よろよろと歩き始めた。


病院から帰るとアオイはいつも、家中を点検してまわる。
きっと そのルーティンをしようとしたんだと思う。
でも少し歩いて、力尽きてしまった。


ユズがアオイの匂いを嗅いで、鳴いていた。

アオイ、ユズもそばにいるよ。
ユズの声が聞こえる?


その日はリビングにふとんを敷き、私と三太の間にアオイを寝かせた。

ユズに「おいで」と声をかけたけど、遠巻きに見ているだけで近づかなかった。


そのうちアオイは口を開けて、大きく呼吸をし始めた。
その苦しそうな呼吸に驚いていたユズも、しばらくするとまた眠ったようだった。

 

アオイはとても頑張った。
全身の力を使って、息を吸い込む。
時々 呼吸が止まりそうになる。

そして、その間隔が だんだん短くなっていった。


私は、涙が絶えず溢れてきて 一睡もすることができなかった。


そして午前2時、アオイは旅立った。

 

ユズ

 

私たちは、発泡スチロールの箱をお花でいっぱいにして 保冷剤を入れ、アオイを横たえた。


私は1日中なにも手につかず、何度も何度も箱をのぞきこみ、アオイに向かって話しかけた。

 

話しかける人


ユズは1度だけ近づいていたけれど、それきり近寄ることはなかった。

まるで こう言ってるみたいだった。

 

見えている猫

 

 


ユズはユズなりになにかを感じて、頑張っているのだと思います。

バカな人間にはわからないことが、猫にはわかるのかもしれません。

 

お別れする猫

 

 

座椅子で眠る猫
アオイのお気に入りだった座椅子で眠っています

 


読んで下さりありがとうございます
人気ブログランキングはコチラ


お手数おかけします


 人気ブログランキング

 

にほんブログ村 猫ブログへ
 にほんブログ村

 

 

www.daidaiebine.com