テーブルの下
夏がいつまでも続くような気がしていたけど いきなり冬がやってきたので、扇風機と入れ替えにホットカーペットを出した。
昨年までは、ダイニングテーブルの下にホットカーペットを置いていた。
ここは、アオイのお気に入りの場所だったから。
でも、今年はなにも置いていない。
アオイのいないテーブルの下を見ると、私の心もがらんとしてしまう。
膝の上
膝の上も、アオイのお気に入りの場所だった。
アオイはダイニングテーブルの下から 私の一挙一動を見ていて、私がコタツに座るのを見ると すぐさま立ち上がってやってきた。
膝に乗ると、毛づくろいを始める。
30分くらいかけて入念に毛づくろいを終えると、やっと眠りにつく。
膝の上のアオイはちっちゃくて軽くて、落としたら壊れそうだった。
呼吸に合わせて身体がわずかに上下して、触るとふわふわして温かい。
私は こみあげてくる愛しさでいっぱいになったものだ。
アオイは神経質なので、私がちょっと動いたり、大きな音がしたりするとすぐに目を覚ました。
ひょいと頭を上げて、目をぱっちりとあけて私を見上げた。
そして大あくび。
立ち上がるので、降りるのかな?と思っていると、伸びをして・・・
また寝る。
あのひとときは私にとっても、とても幸せな時間だったな、とつくづく思う。
アオイは見ている
我が家のキッチンのワゴンの上には、アレクサの端末が置かれている。
タイマーをお願いしたり、Amazon musicを聴いたりしているんだけど、壁紙はアオイの写真にしている。
ワゴンは動線上にあるので、毎日アオイの脇を通ることになる。
そのたび私は、「かわいいね、アオイ」と声をかける。
心の底から、その言葉がついつい出てきてしまう。
声をかけたあとは、画面の中のアオイが フフフッと笑っているような気がする。
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