今日、11月25日はおむすびの命日。
あれから8年、おむすびのことを思わなかった日はありません。
初めての猫との暮らし
おむすびは、唯一自分たちで保護して家族にした猫(アオイやユズは保護主さんから譲渡してもらった猫)だった。
まずは病院へ連れていこうと、エサを食べ終わる瞬間を見計らって キャリーケースに入れた時は、すごく緊張したっけ。
実家では、ペットとして飼ったのはカナリアや金魚くらいだった。
人間以外の生き物と空間を共有するということを ほとんどしたことがなかった。
だから、外をウロウロしてる野良猫のおむすびを家に迎え入れる決断には とても慎重になった。
一緒に暮らしてみたけど 無理だったから外に戻す、なんてことは絶対できないから。
で、大きな覚悟をして迎え入れたものの、最初の何ヶ月かは戸惑うことばかりだった。
リビングに置いた段ボール箱に カリカリの袋を入れて蓋をしていたら、おむすびがこじあけて食べてしまったり。
ど素人だった。
ドアを開けると するりと入ってくるおむすびに戸惑いまくり。
歩いていると、音もなく目の前に回りこむので、蹴とばしそうになったり。
食事のしたくをするために 少しでも私が離れると、何時間でも鳴き続けた。
撫でるとうとうとし始めるので、離れるとまた起きて鳴く、の繰り返し。
あれには参った。
思い出を語り合う時
今でも三太とよく おむすびのことを語り合う。
おむすびを迎え入れたのは12年前。
そんな時は、なにかとアオイやユズと比べてしまうもの。
「アオイは偏食だったけど、おむすびは好き嫌いがほとんどなかったね」とか。
「ユズは時々軟便気味になるけど、おむすびはいつも快便でいいウンチだったね」とか。
「滅多に吐かなかったよね」とか。
「すごく食いしん坊だったね」「外の生活が長かったからね」
おむすびに手を焼いた という感覚はない。
おむすびが私たちに与えてくれたものは、そんな小さな苦労を相殺してあり余るほどだったから。
時々、無性におむすびに会いたくなる。
私たちは事前に猫について猛勉強したけど やっぱり初心者で、行き届かないこともあった、ごめんね。
そして、
うちに来てくれてありがとね、おむすび。
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