先週は三太が出張だったので、私はひさびさの独身気分でした。
若い頃はここぞとばかりに、会社の帰りに 同僚や友人とごはんを食べにいったり、ぶらぶらショッピングしたりしてたけど、今は家で猫と過ごすだけで じゅうぶん満ち足ります。
反対に 今も昔も変わらないのは、ひとりだと 料理を作る気が全くしなくなること。
だって、こんな時くらいは手抜きしたい、よね？
金曜日
三太の出張 １日めの夜、私は部屋でうだうだ。
なんにもする気がしない。
いつもはお風呂に浸かるけど、今日はシャワーだけでいいワ。
土曜日
そして土曜日の私の食事。
朝。
とりあえず味噌汁を作って、ブロッコリーを蒸した。
そして昼は。
味噌汁の残り。
ブロッコリーの残り。
卵かけごはん。
卵かけごはんの卵は、徹底的にかき混ぜるタイプ。
白身のプルプルというか、ぬるっとした食感が苦手。
夜は。
納豆が再登場。
薬味のネギを切るのも手間なので、薬味はなしで。
日曜日
こんな食生活を続けたら、ますますパワーダウンしそう。
とりあえず 動物性たんぱく質を摂っておきたいかも。
そしたら 肉でも焼く？
だけど肉を切って、まな板とフライパンを洗うのがめんどくさいぞ。
じゃ、冷凍庫の魚を焼くか？
いや、焼いたあと 網やグリルを洗うのがめんどくさい。
ということで、思いついたのがシーチキン。
ごはんにのせて、しょうゆを垂らすだけで美味しい。
私としたことが、うかつだった。
猫缶を開けた音と勘違いして、飛んできちゃった。
いやいや、あなたたちはさっき食べたばっかりでしょ。
じっとキッチンをのぞき込んで、自分のごはんじゃないとわかると ガッカリしたようにテーブルを降りていった。
期待させてごめん。
こんな日の食事は、なんとなく猫の視線が痛いのだった。
アオイ「うだうだするのが許されるのは、猫だけにゃのよ」
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