猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

忘れっぽいのも時にはメリット おむすび編59

爪をとぐ猫
バリバリと盛大に爪とぎ中
 

最近物忘れが一段とひどくなった。
隣の部屋に行って何を取りにきたのかわからなくなる、なんて可愛いもの。
最近はニワトリ並みに、3歩歩いただけで忘れる。

 

例えば、料理中に冷蔵庫の扉をあけて、何を出そうとしてたんだっけ?と自分に問いかけたりする。
考えてもわからないので調理台を振り返り、「あっ、醤油を出そうとしてたんだ」と思い出す。
調味料の王道を行く醤油、日本人の心醤油、その醤油を忘れるなんて結構ショックなものだ。

 

忘れることの大切さ

 

老化による私の物忘れ問題はあっちに置いておいて、忘却というのは生きるものにとって、なくてはならない機能だ。
忘れることをしなかったら、記憶容量はパンクしてしまう。
物事の細部を省略し(つまり忘れて)記憶を簡略化することによって、頭の中のデータはすっきりと整理することができる。

更に、嫌な記憶や悲しい記憶をいつまでも明瞭に覚えていたら、人生は不幸だ。
気が狂ってしまうだろう。

 

猫は忘れっぽいのか?寛大なのか?

 

猫と暮らしていると、猫のものを忘れるスピードの早さがありがたい、と思うことがよくある。
例えば、誤って猫を蹴とばしてしまった時。
猫はなぜか、よく歩く人の前に回り込む。
洗濯物を抱えたりしていると、足元が見えないからうっかり蹴とばしてしまう。

猫と歩く女


蹴とばした直後は、不満そうにうにゃうにゃ言っているが、「ごめんねー大丈夫?」などと撫でまわしながらご機嫌をとっていると、すぐに忘れてゴロゴロ言い出す。

ありがたや。

オモチャに夢中な時も移り気

 

爪とぎはたくさんあった方がよいだろうと、私は手作りの爪とぎを作った。
ダイニングテーブルの足に紐をぐるぐる巻いたのだ。

爪とぎ
こんな感じ。下のホットマットも猫用。

最初の頃は綿と麻と2本巻いていた。
だが、麻の方はバリバリやった後に細かい繊維が空中に舞うので、猫の健康に良くない気がして、今は綿のみにしている。

私が時間をかけて作ったその爪とぎを、おむすびは最初なかなか使ってくれなかった。

ダイニングテーブル


そこで夫の三太が、おもちゃで釣って研がせようと試みた。

 

遊ぶ猫

爪を研ぐ猫


三太の思惑通り、おむすびは爪を研いでくれた。
バリバリやっている最中、自分がネズミを狩ろうとしていたことは、すっかり忘却の彼方に消え去ったかのように見えた。
あるいは、反射的に研いだだけなのかもしれないが。

まぁどちらにしても、ありがたや。

おむすび編60に続きます 

 

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