猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

欠けてしまった空白を埋めるもの

キッチンの猫

 

以前、こんな記事を書いたことがある。

 

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ここでも書いたけど、より良い人生を生きるためには行動の拠点を3つ持つといいのだそうだ。
例えば、家庭、仕事、スポーツクラブ、というように。

 

3つという数字は、ひとつ失ったらグラグラしちゃう最低のラインという意味なのかもしれない。

パワーのある人は、4つ5つくらい持っていた方がいいのかも。

 

発信するということ

 

私がこのブログを始めて、10月でちょうど2年になった。


ブログを始めたきっかけは、会社での異動。
面白さとやりがいを感じていた職場から、つまらないのに責任重大でプレッシャーのかかる職場へ異動になった。

おまけにそこには、苦手な人が2人もいた。
私の椅子を支えていた仕事という足は、ポキリと折れてしまった。

 

足の折れた椅子


じんましんに悩まされ、眠れない日が続いた。

 

夜


思考が暴走して止まらないのだ。

 

浅い夢


もしかしてもしかしたら、いつかまた仕事で小さな楽しさを感じられるようになるかもしれない(ならない予感はするけど)。

仕事に慣れれば、またアドバイスや意見を求められるようになるかもしれない。

鼻持ちならない同僚の良いところも、見つかるかもしれない。

グラグラする人


だとしても、定年退職したあとはどうなる?

自分の存在価値についても、考えた。

夫や猫たちはたぶん私を必要としていて、替えのきかない存在だと思ってくれているはず(たぶん、おそらく。そうであってほしい)。

でもそれ以外では、私じゃなくちゃいけないという必然性がない。

 

無言の人

 

ブログを書いたって、きっと大した記事は書けない。
誰かの役にも立てない。

 

椅子を支える猫


でもなにかを発信するという行為が、ぐらぐらしている私を支えてくれる気がした。

 

こんなささやかなブログだけど、ここでは自分以外の何者でもない自分でいられる。
そしてありがたいことに、わずかな人数でもそれを読んでくれる人がいる。

もうやめちゃおうかと思いつつ、続けられているのはたぶんそれが理由なんだろうな。

 

ノラ猫の処世術

 

猫ブログを書こうと思った時、うちにはすでにアオイとユズがいたけど、私は迷わず先代のおむすびのことを書こうと思った。

猫の話をするのに、おむすびを抜きにして語るなんて考えられなかった。

 

野良だった頃のおむすびは、いつも玄関先で私の帰りを待っていた。
私が帰ってくる夕方と、出かける朝がおむすびのごはんタイムだった。


でもおむすびがどこか別の場所に出かけていて、タイミングが合わないこともあった。

 

おなかのすいたねこ


そんな時おむすびは、お向かいの奥さんにゴハンをもらっていたようだ。

 

人脈のある猫


食いっぱぐれそうな時、こっちがダメならあっちという風にちゃんと人脈を作っていたのだ。

 

隣の家へ

ごはんの要求


世渡り上手だったし、要領もよくて賢かった。

 

もしもおむすびと、折れた椅子の足をつけ直す競争をしたら、きっと私は負けていただろう。

 

 

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