家族が病気になると、自分に悪いところがなくても辛いもの。
一緒にいなくても、今ごろ苦しい思いをしてるんじゃないだろうか、とか、不安な気持ちでいるんじゃないか、とか考えてしまいます。
猫がへこめば私もへこむ
アオイは、嘔吐や食欲不振の多い猫だ。
大人になってからは減ったけど、仔猫の頃は食べられなくなって毎月入院騒ぎだった。
アオイの食欲がなくなると、私も食欲がなくなる。
そんな日は、会社に行っても気持ちが沈む。
仕事やる気ゼロ、出るのはため息ばかり。
アオイの朝
アオイは、基本的に飼い主より早起き。
寒がりなアオイは、寝室のパネルヒーターの真ん前に置いたホットカーペットを寝床にしている。
そのぬくぬくした寝床で、飼い主が起きるのを待っている。
アオイがつぶらな瞳で私を見つめ、立ち上がってついてくるのを見るのは嬉しい。
調子が悪い日は、声をかけても起きてこない。
寒くない季節は、だいたい飼い主よりも先にリビングに降りている。
寝起きのショボショボした目をこすりながら階段を降りていくと、アオイが階段の途中までお迎えにくる。
これは「ちょっといいこと」どころじゃなく、「すごくいいこと」。
階段越しにその小さなグレーの頭が見えると、とてもホッとする。
お迎えは、おなかが空いてる証拠だからだ。
この安堵感には、なんとも言えない幸せがある。
感謝の気持ちに似ている。
今日はいい日になるかも。
はい、お待ちかねのゴハンですよ。
ペロッとたいらげて、まだ欲しそう。
私のテンション、上がりまくり。
カリカリ追加しましょう！
でもちょっとだけよ。
吐いたら困るからね。
ユズより早く食べ終わるなんて、珍しいことだ。
ユズはお株を取られて、戸惑いまくっていた。
もうちょっと食べたいかも
そのイカ耳すごいけど、そっちのゴハンもおいしそう
回りこむ
思わず ひるむユズ
気を取り直したユズ、負けじと頭をボウルにねじ込む
両者、一歩も引かず
とても幸せな光景です。
今週のお題「最近あったちょっといいこと」
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