猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

猫に鈴をつけるのは

猫とネズミ
アオイ「あたしに鈴をつけようったって ダメだからね」

 

イソップ寓話

 

イソップ物語に、ネズミの相談というお話がある。

 

いつも猫の脅威にさらされているネズミたちが、集まって相談をする。

猫のなにが怖いって 音もなく近づいてくるのが怖い、と1匹のネズミが言う。
足音でもすれば、逃げる時間もあるのに。

そこで出されたアイデアは「猫の首に鈴をつける」こと。

「それいいね!」と賛美の声が上がるが、誰が猫に鈴をつけに行く?という話になると、みんな黙り込んでしまう。

 

いくら名案があっても、実行できないのであれば意味はない、ということですね。

 

猫に鈴をつけたいとき

 

音もなく歩き いつの間にか足元にいる猫に、私も最初はとても戸惑った。

今では下を見て歩く習慣が身についたけれど、まだ慣れないころは何度も蹴とばしそうになった。

その度、鈴をつけたらこの問題は解決するよな、と思ったものだ。

実際に鈴をつけようと思ったことはないけれど、可愛い首輪はつけてみてほしかった。

だけどうちの猫はみな、首輪が苦手。

何度かトライはしてみたものの。

 

首輪を外そうとする猫

首輪を噛む猫


こんな感じなので あきらめた。

 

 

ところで、さっきまでいた猫たちが見当たらない。

 

猫が見当たらない


やな予感がして、腰を上げる。

 

開いているドア


やな予感的中。

キッチンに入って見ると、一瞬動きを止めて私を見る猫たち。

 

動きが止まる猫


ちょっとヤバいけどやめられん、という顔。

 

声をかける人

鍋に入る猫

無視する猫


こんな時、鈴つけてたらすぐ気づけるんだろうなぁ。

 

 


でも、鈴をつけられた猫さんにしてみれば、始終鈴がリンリン鳴ってうるさくないんだろうか?

音がストレスになるかもと思うと やはりつけられないなぁ、と思うのだった。

 

酸っぱい葡萄

 

イソップ物語ですごく共感するのは、「酸っぱい葡萄」のキツネ。

 

酸っぱいぶどう挿絵
ウォルター・ハント (Walter Hunt、1861-1941年) (英題) "Sour grapes"/イギリス人画家による1890年の油彩画


葡萄の木を見つけて、何度も跳び上がったキツネ。
だけど高すぎて届かない。

キツネは負け惜しみのように「あの葡萄はどうせ酸っぱいに決まってる」と言って去っていく。

 

イソップ物語挿絵
フランソワ・ショヴォー(英語版) 木版画挿絵/ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ『寓話詩(英語版)』(1694年初版刊行)より。

 

私は昔から、期待に反した結果が出たり 良くないことが起こったりすると、自分の都合のいいように意味をつける癖がある。

 

これがなければ、更に悪い方向に転がっていたかも、とか。
これは次の幸せのために必要なことだったんだ、とか。
人生で起きる良い事と悪い事は フィフティーフィフティー、だからここで悪いことを使ってしまって良かった、とか。


そんな風に自分を納得させないと、前に進めない。

 

 

外を眺める猫
ネズミ「首輪がないから、鈴はつけられないな」
アオイ「でしょ?」

 

 

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