猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

食うか食われるか

見つめる猫
何を見つけたの?

蜘蛛

 

アオイとユズが、なにやら熱心に観察中。

ちょっとやな予感もする。
なんだろうと見に行った。

 

夢中な猫


やな予感的中。
蜘蛛だった(ムカデじゃなくて良かったが)。

蜘蛛をパンチする猫


小さくてぴょんぴょん跳ねるやつ。
既に猫パンチを受けているのか、あまり元気に跳ねない。

猫たちに蜘蛛をいたぶってほしくないし、食べてほしくもない。

猫を止める


私は急いでティッシュを持ってきて、そうっと蜘蛛を包み込んだ。

蜘蛛を包む


潰さないようにふわっと持って、急いで玄関へ。

蜘蛛を逃がす


「ここには猫がいて危険だから、もう戻るなよ~」と言いながら外に逃がした。

 

 

そして数日後、玄関で糸から垂れ下がる蜘蛛を猫たちが発見。

蜘蛛の糸


この前と同じくらいの大きさ。

この前の蜘蛛がまた入ってきた?
それとも別の蜘蛛?

どっちにしても、とにかく生きたまま捕獲だ。

糸をひょいとつかんで、蜘蛛がぶら下がった状態で外へ。

ぶら下がる蜘蛛



そう、蜘蛛だって生きるために命がけで巣を張ってるんだよね。

鳥も虫も、ノラ猫だって、みんな命がけで生きてる。

 

蜂を殺す女

 

私が小学生のある夏休みの日、チャイムが鳴った。

出るとクラスメートがふたり立っていて「今なにやってた?自由研究でみんなに聞いて回ってるんだけど」と聞く。

「何って・・」私は口ごもった。「蜂が家に入ってきたから殺してたんだよ」
そうなのだ。私はそんなことをしていた。

これは言い訳だけど、以前姉が自転車に乗っている時に、背中を蜂に刺された。
なにも危害は加えてないはずなのに、だ。

だから私にとって蜂は怖い存在、危険な存在だった。

夏休みが明けて、彼らの自由研究の発表が始まり「えびねさん、蜂を殺していた」と読み上げたところでクラス中が爆笑した。

私も残酷だったが、クラスメートたちもみな残酷だ。
それから数週間、私は「蜂を殺す女」と呼ばれたが、ほとぼりはすぐに冷めた。

 

思い出すとバカだったと思う。

蜂は必死に生きていただけなのだ。

 

私は攻撃もされてなかったんだから、外に逃がせばそれで済んだはず。

また入ってきたら、なんて考えだしたらキリがない。
 

 

父が亡くなってからは、無意味な殺生を一切しなくなった。
猫を刺したら困るからと、蚊が飛んでいたら叩くけど。



私があの世に旅立って閻魔大王の前で生前の罪を問い正されることがあったら、蜂のことを素直に謝罪しなくてはなるまい。

 

  

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