捨てられなかったノート
老後に備えてそろそろものを捨てなくてはと思い、この前ちょっと荷物を整理してみた。
古い写真なんかに紛れて、古い一冊のノートが出てきた。
小学生の頃の私はちょっと変わっていて、生活の半分を自分の作った世界で遊んでいるような子供だった。
そのノートには自作の、ひとつの家に暮らす10の登場キャラクターの物語が書かれていた。
幼い私は、10キャラクターの中に自分を紛れ込ませていて、その名は「おにい」。
唯一の人間。
おっとりしたねずみのお姉さんと、口うるさいスマイルバッジの弟がいる。
「おにい」は10キャラの中で一番アホな男の子(!)で、いつもヘラヘラしている。
なぜ、自分を「おにい」にキャスティングしたのかは謎。
そしてその物語には、ご丁寧に下手な挿絵まで書かれていた。
絵の中の「おにい」は、着てる服はクシャクシャで、締まりのない顔。
それを眺めながら私は、「今とやってること同じじゃん」と愕然としたのだった。
このブログは実体験に基づいてるし、登場人物も実在してるし、こんな駄文とヘタ絵を読んでくださる方々がいてくれるという点で大きく違うけど、基本的にやってることは同じ?
なんか、根っこは変われないんだなぁ、としみじみ思った。
お気に入りオモチャ
アオイのお気に入りのオモチャはピンクのハートのじゃらし。
いかにも女子っぽい。
オモチャのほとんどは遊んでるうちに飽きられてしまうけど、これは仔猫の頃からずっと活躍している。
ピンクハートを捕まえたアオイは、私を無視して通り過ぎる。
くわえて鳴きながら廊下へ持っていってしまう。
ユズはくわえながら時々唸るけど、どちらも「誰にも渡さないぞ」って言ってるのかな?
廊下でひとしきりカシャカシャやって、戻ってくる時はいつも手ぶらで、見事にこちらの期待を裏切る。
で、「さぁ次!」なんて顔してる。
私は廊下の突き当りに打ち捨てられたハートを拾い上げて、待っているアオイのもとへ。
これを何回も繰り返すと、腰にくるのです。
ワンちゃんみたいに、私のところまで持ってきてくれたら嬉しいんだけど。
無理だろうな~。
ぴゃーっと鳴いとります
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