ライバルはパソコン
いつもの光景
夜になると、我が家のリビングで見られる風景。
三太が座椅子にもたれてノートパソコンを見てる。
そして、リビングをウロチョロする猫たち。
三太が大好きなユズは、三太の周りをウロウロ。
横に来てお尻を上げ、パンパン叩いてもらうのをひたすら待つ。
パソコンから目を離さず、ユズの腰を叩いてあげる三太。
気持ちは99%パソコンの方。
それが気に入らないのか、ユズはノートパソコンの上に乗ろうと試みる。
とにかく強引そのもの。
人の都合なんて知ったこっちゃない。
三太は仕方なくいったんパソコンを床に置いて、テレビを見ることにしたらしい。
向き合ってるふたりの距離が近すぎる。
「近くない?」と言うと、三太がユズの顔にふうっと勢いよく息を吹きかける。
嫌がらせ?
だけどユズは動じない。
悟りを開いた僧侶みたいな顔で、微動だにしない。
やっぱりパソコンがしたい三太は、ノートパソコンを再び取り上げて膝に置いてみる。
キーボードを打つにはユズが邪魔、パソコンを高くまで上げなきゃいけない。
ユズ、パソコン台になる
薄くて軽いノートパソコンとはいえ、疲れてきたらしい。
そして何を思ったのか、ノートパソコンをひょいとユズの背中に乗せた。
え?そこに置くの?
それでも僧侶ユズは動じない。
ビクともしない。
見ている私に三太は「これ、熱くなってくることあるんだよね」。
そうだよ、ノートパソコンは底面が熱くなるよ、大丈夫なの?
だけどユズは絶対に降りないと決めたようだ。
たかがノートパソコンなんかに、三太をとられたくないのかも。
こんな薄っぺらいやつには負けないぞおっ!
背中に置かれたパソコン、重くて熱くてユズが音を上げるのか?
それとも、そんなユズを見ていられず、三太がパソコンを下ろすのか?
ハラハラする前に三太があっさりパソコンを下ろして、ユズの勝利となった。
こうなるだろうとは予想してたけど・・・。
もうちょっと先まで、勝負の行方を見届けたかった気もする。
ユズは勝ち取ったお腹の上で、気持ちよく食後のひと眠り。
粘り勝ちするのは99.9%、人ではなく猫ですね。
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