猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

地震に備えて苦しんだ話 おむすび編93

 

地震?思わず動きが止まる
地震?思わず動きが止まる


地震が多いのは今に始まったことではないけれど、ここのところまた揺れてますね。

 

免震住宅

 

今の家を買う時、思い切って免震住宅にした。
ちょうど「免震キャンペーン」なるものをやっていて、お手頃価格になっていたのだ。

身の丈に合わないとも思ったが大金をつぎ込んだ免震システム、その構造ゆえに長年苦しめられることになるとは思ってもみなかった。

我が家の床下は、基礎と住宅本体の間にダンパーを設置しているので、人が這って動き回れるほどの高さの、広い空間になっている。

免震0

免震1


住み始めて数年で、台風がくるたびこの床下が浸水するようになった。
台風が去ったあと、狭い床下におりて塵取りで水をすくいあげ、バケツにためた水を運んでは捨てるという地道な作業をした。
変な態勢で作業するので、いつも筋肉痛になった。

ハウスメーカーに相談してみたが、改善策を示すどころか原因さえ突き止められなかった。
大手企業とはとても思えないお粗末な対応。
そんなこんなで10年近い月日が経った。

免震2


最初は台風の時だけだったが、最近はただの大雨で浸水するようになった。
水量もどんどん増え、塵取りが業務用くみ上げポンプ(自腹で買った)に変わり、バケツは衣装ケースに変わった。
作業には数日かかった。

一回の大雨で溜まる水量はおよそ2500リットルくらいか。
なんと、バスタブ10杯分に相当する。

 

私と三太は、とうとうキレた。
我慢にも限界がある。
なんなんだ?この欠陥住宅は!
大雨が降るたび、土日がつぶれる。
時間と労力を返せ○○ハウス。

私たちはハウスメーカーの担当者を呼びつけて言った、この床下の水をくみ上げて下さい、これをうちは大雨が降るたびやってきたんですよ、と。
彼らは大の男二人がかりで、朝9時から夜8時までかけて水を出した。

あんたら、これでやっと私たちの苦労がわかっただろう。
三太がジェントルだからって図に乗るなよ、アタシは言う時は言うんだからね(と思うだけで、結局私の出番はなかったが)。

それから担当者たちは真剣に原因の調査を始めた。(遅いんだよ)
でも原因はなかなか突き止められない。
長くなるので割愛するが、ひとつの有力な推測にこだわりすぎて、真の原因に辿りつくのが遅れた。

免震3

 

物事を検証する時、情報は広く詳細に頭にいれておくべきだが、経験があだになることもある。
無垢な視点、あらゆる局面から見ることが必要だ。思い込みは捨てるべきだ。
今回、それを嫌と言うほど学んだ。
というか学ぶべきなのは、一応プロである○○ハウスなのだが。

免震4

免震5

免震6

やっと施工不良であったことが判明して、この春工事を終えた。
何年にもわたりハラワタ煮えくりかえってきたが、大雨に怯えることから解放された、というお話でした。

 

猫と寝ていると

 

猫と寝るのが暑い季節になった。

免震住宅でも小さい地震ならダイレクトに揺れるから、おむすびもびっくりして目を覚ます。

地震1

地震2

 

撫でて声をかけると、安心したようにすぐまた眠る。

おむすびは私の足を枕にして寝るので、足を動かせず寝返りも打てない状況になる。

足元で寝る猫1

足元で寝る猫2

 

足元で寝られるよりは、顔のそばで寝てくれる方が助かるが、密着するのでヒゲがあたってむずむずして眠れない。

顔のそばで寝る猫

 

寝入る前には必ずゴロゴロ言って、それが大音量でまた眠れない。

ゴロゴロいう猫

 

やっと寝つけても、たまにくしゃみで起こされる。

くしゃみする猫

 

それでもやっぱり、猫と眠れるのは幸せだ。

 
おむすび編94に続きます

 

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