頭のよい猫は、イヤなことや楽しいことの予兆を一発で頭にインプットしますね。
イヤな予感
平日の夕方。
落ち着かない私を、アオイがじっと見ている。
アオイは頭のよい女の子。
私は、納戸からキャリーケースを出してきて、廊下にそっと置いた。
音を立てないように気をつけたつもりだったけど、ちょっと小さな音がしてしまった。
この音で、アオイはますます警戒心を募らせてしまったみたい。
そこへ追い打ちをかけるように、会社から早く帰ってきた三太が上着を着た。
アオイの頭の中には、自分の具合がよろしくない + あの音 + 三太が上着を着る = 病院に連れていかれる という法則が出来上がっているのだ。
これは大変!と、トンネルに飛び込んだ。
油断大敵
そして抱き上げられたのは、アオイじゃなくてユズのほう。
ユズはノンキに寝てるところを不意打ちされて、ぼけーっとした顔で 私が待ち構えている廊下まで運ばれてきた。
キャリーに足が入ってやっと覚醒し、慌てて抵抗を始めたものの 時すでに遅し。
キャリーの蓋をカチッと閉めたら、情けない声で鳴いて それきり静かになった。
トンネルの中で小さくなっていたアオイは、玄関のドアが閉まり 車のエンジン音が遠のいて、静かになって やっとトンネルから出てきた。
ワクチン
その1時間後、ワクチンを打ったユズが帰宅しました。
ユズにしては珍しく「ひとりにして」オーラを出して、ちょっと拗ねているみたい。
じゃあ、ごほうびにちゅーるを食べよっか。
夜はユズの好きな缶詰にしようね。
ワクチンを打ったあとは 猫の様子に注意しなくてはならないので、翌々日まで 家には私か三太のどちらかが居るようにしました。
ちょっとだるそうではありましたが、なにごともなく3日間過ごせました。
猫のワクチン、うちは毎年は打たず数年に一回の方針。
これで当分打たなくていいからねっ。
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