地域プラザの猫
毎日見かける外猫がいた。
地域プラザの植え込みにいた、白地に黒いブチの猫。
以前は常時数匹の猫がいたけれど、TNRが徹底されて最後の一匹になっていた。
近づくと可愛い声で鳴いた。
「何かくれ」って言ってたんだろう。
会社の帰りには、よくボランティアさんからゴハンをもらっているのを見かけた。
懸命に食べる姿に生きる必死さを見ているようで、見るたびにこみ上げるものがあった。
その猫を最近見かけなくなった。
天国に行ったのかもしれない。
先代の猫おむすびも元は捨て猫で、保護する前はうだるような夏や凍てつく冬を外で過ごしていた。
それを思うたびに、今でも胸が痛む。
屋外の生活は過酷で、猫の寿命を縮める。
人間が暖かな部屋でクリスマスや大晦日、正月を迎えているその時にも、ノラ猫たちは凍える空の下で少しでも暖かい場所を探し求め、天敵に警戒し、お腹を満たそうと食べられるものを探している。
ひどい人間に虐待されることもある。
地域プラザの白黒猫。
最後の一匹になって寂しかったかもしれないけど、頑張って生きていた。
もしもまた猫に生まれ変わるなら、次は家猫で生まれてきてほしい。
目は口ほどにものを言う
アオイをなでなでしていたら、突然テレビからニュース速報が。
何だろう?と思わず気持ちがテレビのほうに行きますね。
アオイはしばらく辛抱強く待つけど、私の手は止まったまま。
アオイはジッと私の顔を見る。
視線に気づいて目が合うと、抗議の声。
例え手が動いていても気持ちが別の方にいっていれば、猫はすぐ察知して文句を言う。
飼い主が自分をちゃんと見てるかどうか、わかるんだよね。
パソコンを見ている三太の横にちょこんと座って、三太の顔を見上げるユズ。
これは毎日の日課。
知らん顔されても、ずっと見つめている。
根負けするのはいつも人間だ。
こうやって猫の気持ちに応えてあげられるのはうれしいことだし、猫も人間も豊かな気持ちで過ごせる。
人がひとりでは生きられないように、人間の庇護のもとで生きた猫がノラ猫として生きていくのはあまりにも厳しいだろう。
ペットを飼ったら、どうか捨てないで。
お願いします。
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