猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

リバースは突然に おむすび編122

 

今週のお題「夏うた」

夕暮れの海



最近ちょっとしたきっかけで、ふいに昔の記憶が蘇ってくる。
まるで古いビデオを再生するように。

 

思い出すのはほとんどが10代、20代の頃に見た景色。
もう生きていない父や母、もう会うこともなくなった友達と見た風景もある。

 

 

私は海辺の町で生まれ育った。
楽しい時も、辛い時も、いつも海がそこにあった。

 

高校の校舎は海沿いの道にあって、正門から浜辺まで歩いて3分もかからない。
教室の窓から海が見え、授業中によく先生から「海ばっかり見てる」と注意されていた。
部活で浜ランもしたし、授業をサボっては砂の上に座ってぼんやり過ごした。

夏の歌で、その頃の思いが鮮やかによみがえるのはユーミンの「月夜のロケット花火」。
月夜の海で、ロケット花火をする若者たちの歌だ。

月に届け
これが最後のロケット弾
みんな照らせ
心 シャッターを切るから
高く上がれ
これが最後のロケット弾
白く照らせ
これが最後のバケーション
子供でいたい

   「月夜のロケット花火」より

 

 

あの頃は、そのほとんどは説明がつくものの、自己矛盾に満ちていた。
楽しいけど苦しい。
ワクワクするけど、不安で足がすくみそうになる。
友達とはしゃいでいても孤独。

早く大人になりたかった。
大人になって自由になれば、やりたいこともできる。
未来は輝いているように見えた。

でもその一方で、このまま子供でいたい、という思いもあった。

歳をとればとるほど楽になっていく部分はある。
あきらめや妥協は、自分を納得させられれば安定剤になる。


この歌を聴くと、正直で厄介だった頃の自分を思い出して、ちょびっと泣ける。

 

おむすびのリバース

 

おむすびは早食いだ。

早食いのネコ


ノラ時代と比べれば遥かにマシにはなったが、お腹が空いている時はやはりガツガツと口に放りこむ。

食後のネコ


食べ終わってすぐ、なんの前触れもなくあっさり吐出。

いきなり吐く猫


苦しそうな様子は全くなくて、むしろ笑える。

掃除する女


こんな時はおむすびもケロッとしていて、すぐにお腹がすくらしくてまたゴハンよこせと催促する。

 

催促する猫

 

嫌なのは、吐出ではなくて嘔吐だ。
吐く時にも苦しそう。

苦しそうな猫


全身を使って咳き込むみたいに、ケコケコとお腹を震わせる。
私は慌てて嘔吐物を受け止めようと、新聞紙やチラシを探す。
これがベッドの上だったりするとなおさら。

慌てる女


汚れたカーペットやふとんには、ペットシーツをすぐに当てると、嘔吐物の水分をどんどん吸い取ってくれる。

吐いた猫

吐いたあと、しょんぼりしていると心配だ。
調子悪いのかな?

しょんぼりした背中

しばらく様子を見てあげることが必要だ。

 

猫が吐くのは日常茶飯事。
だから羽根布団の上には、できるだけベッドカバーをかけるようにしている。

猫は病気をしたら、あちこちで粗相もする。
うちはカーペットがしみだらけになったので、部分的に交換できるタイルカーペットに変えた。

 

部屋が汚れるのが嫌だという人は、猫を飼う前によく考えてほしいと思う。
もし猫が邪魔になったら捨てたり保健所に持ち込めばいいと思う人は、最初から飼わないでほしい。

 

おむすび編123に続きます

 

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