占領された私の座椅子
うちはよく猫に椅子を乗っ取られる。
座りたいなと思う時に限って、見るとどっかりと乗っかって寝ている。
気持ち良さそうに寝ているのを引きずり下ろすわけにもいかず、仕方なく猫の隣に別の椅子や座布団をひっぱってきて座っていると、猫は「あ、来たの?」みたいな余裕の一瞥をして、また眠りに戻る。
うちの猫に人気なのは、足のある椅子よりも座椅子だ。
座椅子の背もたれ部分を使ってオモチャで遊ぶこともあるし、スリスリとマーキングもするので、私の座椅子は毛だらけになる。
掃除機ではなかなか取れないので、コロコロを使うのだが、けっこう地味な作業で時間がかかる。
爪とぎ
座椅子に座って、私はのんびりコーヒータイム。
そんな時、後ろから忍び寄った猫に、唐突に座椅子の背で爪とぎされる。
それはもう、すごくびっくりする。
爪を研ぐ前に、予告してもらえないものか?
落ち着きを取り戻して、またコーヒーを飲もうとすると、今度は私の背中を直接バリバリする。
Tシャツからもろに爪が食い込む。いたた・・・。
あぁ、相手しろってことだったのか。
背中バリバリは夏の薄着だとちょっと辛いから、できればやめてほしい。
アスレチック
おむすびは、たまにテーブルの上のものをわざと落とす。
それも、私が見ていない時に落とす。
何かに興奮したついでに落とすのか、それとも何か抗議の意味があるのか?
座椅子もひっくり返されていることがある。
残念ながら犯行現場を押さえたことはないけど、けっこう楽しんでやってるんじゃないか?
私の想像はこんな感じ。
監視
不思議なんだけど、おむすびは私の座椅子の裏でくつろぐ。
「あれ?おむすび、どこに行った?」とキョロキョロしていると、三太が「後ろにいるよ」と言う。
振り向くと、座椅子の背もたれの陰で毛繕いなんかしてる。
物陰が落ち着くんだろうか?
ある日、嬉々としておやつを食べようとしたら、ふと感じた視線。
何も悪い事はしてないのに、なぜかきまりが悪いものだ。
おむすび編139に続きます
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