おむすび
今まで一緒に暮らした猫の中で、一番病院と縁遠かったのはおむすび。
猫エイズ発症後はたくさん病院に行くことになってしまったけれど、それまではワクチン接種の時と顎にできものができた時くらいだった。
本当に私たちに心配をかけない猫だったと思う。
ユズ
ユズも毎年の健康診断の時と、仔猫の時の発熱と、歯が悪くなった時くらい。
ユズは病院から帰ると、帰ってきた喜びを全身で表現する。
単純でストレートな性格そのまま。
これが歳をとったら、また変わってくるのかな?
アオイ
アオイはよく食べられなくなって、病院に行く。
日帰りで病院から帰ると、まず2階に駆け上がる。
そしてそのまま降りてこない。
ごほうびのおやつをあげようと、呼んでみても反応なし。
いつも呼ぶと降りてくるのに、知らん顔してるってことは怒ってるということだ。
2階へお迎えに行って、ツンツンしているアオイのご機嫌をとっていると、やっと1階に降りてきて部屋中のチェックをしてまわる。
ひととおりチェックが終わると、やっとおやつ。
まだご機嫌はなおらない。
病院で疲れて、眠くなると「乗ってあげる」という顔で膝に乗ってくる。
ここでやっと、許してくれたんだな、と思う。
これが入院の後だとまた違ってくる。
まず2階に駆け上がるのは同じ。
でもすぐ降りてくる。
うちに戻れたことが嬉しそうで、もう怒ってはいない。
そしてお決まりの部屋のチェック。
そしてごほうびのおやつ。
アオイが私たちと一緒に寝る時は、いつも足元で寝るんだけど、寝入りばなは人の足にもたれかかって寝て、いつのまにかベッドの隅っこに移動している。
それが、入院から帰ってきた夜は、ずっと足から離れない。
私は寝返りが打てなくて起きる。
そうっと足を動かす。
いつものアオイならそれで起きて隅っこに行ってしまうのだけど、ずっしりと私の足に頭を乗せたままぐっすりと寝ている。
アオイ、病院ではあまり眠れなかったんだね。
慣れないところで不安だったんだろうな。
寝ぼけながらそんなことを思って、ちょっと涙が出そうになるのだった。
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