猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

ほろ酔い気分が吹き飛んだ おむすび編109

 この前、久しぶりに会社の帰りに食事をして帰った。
以前からよく行っていた店で、消毒やソーシャルディスタンスなどの対策をきちんとしていたので行ってみた。

 
気分は急転直下


コロナでずっと控えていたので、嬉しかったし美味しかったしでお酒を2杯も飲んでしまった。
2時間ほど楽しんで帰りに近所のスーパーマーケットに寄った。

このスーパーは6時近くに行くといつも混んでるんだけど、この時は夜の8時。
すごく空いているように感じた。
そして私は、お酒を2杯も飲んでほろ酔い気分。

もちろん頭ははっきりしているつもりだったし、見た目も素面だったと思う。

レジには既に2人並んでいたので、並びながら財布からクレジットカードを出して財布と重ねて持っておいた。

順番が回ってきて、かごの中の商品がすべて移し終わる頃になって、私はクレジットカードが無くなっていることに気づいた。
財布と一緒に持っていたはずだけど、手には財布しかない。

レジの人が「○○〇〇円です」と言った時、私の頭は真っ白になっていた。
「あの」私は言った。「カードを失くしたみたいなんです」
レジの人は顔色を変えて、並んでいたあたりを探してくれた。
私も一緒に探す。

でも無い。
何かの下に滑り込んでしまったんだろうか?
レジの人が「人を呼んできますね」と言ってどこかへ行ってしまった。

私は列に並ぼうとしていた人に「すみません」と言って、もう一度探した。
やっぱりない。

会計のところで、もう一度持っている財布を隅から隅まで見た。
ない。
ない。
ない!!!

ほろ酔い気分なんて吹っ飛んだ。
どうしよう?

その時、現金を置くトレイが目に入った。
そこにはなんと、私のカードが置かれていた。
どうやら最初に無意識に置いたらしい。

私はカードを手に取った。
その途端、恥ずかしさと申し訳ない気持ちがこみあげてきた。
お酒を飲んで、レジを止めレジの人に迷惑をかけてしまった。

レジの人が戻ってきた時、私は「ありました。本当にすみません」と謝った。
レジの人は嫌な顔ひとつせず「良かった」と言って笑ってくれた。

私がレジを止めたのは多分3,4分だと思う。
たかが数分、されど数分。
私はもう一度「申し訳ありませんでした」と言って、会計してもらった。

帰り道買い物をするなら、もうお酒は飲むまい、と思った。

 

期待外れ

 

ある秋の日、出社途中の駐車場ですすきを見つけた。

駐車場


私は1本折って、かばんに差して出社した。
仕事中、おむすびはこのすすきにどんな反応を示すんだろう、と考えてちょっと楽しみだった。

猫じゃらしに食いつくんだから、きっとすすきにも食いつくだろう。

猫じゃらし


ところが実際にすすきを前にしたおむすびは、ふんふんと匂いをかいだだけで、遊びたがる様子はない。

すすきに無関心

仕方なくオモチャの猫じゃらしを持ってきたら、悔しいほどの興奮ぶり。


そして、あー今日も疲れた、とソファに腰かける。

疲れてソファに座る


するとおむすびがトイレから出てこちらにやってきた。
私の足の匂いを嗅いでる。

足の匂いを嗅ぐ猫


三太の汗臭いTシャツにマタタビより反応するおむすび、スリスリするのか、クサくてフリーズするか、どっちだ?

どっちの反応?


おむすびはなんの反応もせず、おもむろにその場を立ち去った。

立ち去る猫


派手なリアクションを勝手に期待したこっちが悪いんだけど。

 

 おむすび編110に続きます

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