狂気じみた暑さが続いていますね。
外で暮らす野良猫たちは、どこで涼をとっているのでしょうか?
野良猫だったおむすびを 保護して家族に迎えたのも、こんな暑い夏の日でした。
寝室の大掃除を決行
先日、寝室の大掃除をした。
クローゼットの中のものをすべて出し、ベッドフレームからスプリングをはずして、床も物もすべて掃除機でホコリを吸い取り 拭き掃除。
これだけの作業に たっぷり半日かかってしまった。
掃除の最中、三太が言った。「これ、もう処分する?」
三太の手には、グレーの毛がぎっしり詰まったティッシュの箱があった。
おむすびの毛だった。
私はおむすびが死んでしまった時に、毛玉をいくつかとっておいた。
ひとつはお骨のそばに保管して、ひとつはカバンに入れて持ち歩いている。
だから、これは処分していいよね、ということになった。
夜になるとおむすびは
おむすびは毎晩、私たちが階段を上がっていくと はしゃいで追い越していき、いそいそと寝室に一番乗りしたものだった。
ベッドに飛び乗ったら、おふとんをふみふみしながらゴロゴロ言うのがお決まりだった。
私がベッドに横になって右を向くと、ふとんの向こうにピンと立った尻尾が フルフルと揺れながら移動していくのが見えた。
そのゴキゲンな尻尾は、見ているだけですごくハッピーな気持ちにさせてくれた。
ふみふみが一段落したら、三太にブラッシングしてもらうのが 次のコース。
抜けた毛は 空になったティッシュの箱に詰め込まれ、どんどんたまっていった。
おむすびが猫エイズを発症して天国に行ってからも、三太はそれを捨てずにいた。
私も捨てろとは言わずにきた。
ここにきてやっと、処分しようという気になったらしい。
8年という年月が経っていても、なんとなく淋しかった。
朝ごはんのあと、これから何をしようかな と歩きまわる
うちの玄関前に住み着いて、猫好きじゃなかった私たちを猫好きにさせて、「この子をうちの子にしよう」と決心させるまで、3か月。
人間の感じる3ヶ月なんかより、おむすびにとっての3ヶ月は長かったと思う。
もっと早く家に入れていれば良かった。
2階の窓から見下ろすと、玄関ドアの前でおむすびがよく寝そべっていた
おむすびは私たちと寝る時、アオイやユズや青たんのしないことをよくした。
前足で私の顔をぎゅーっと押すこと。
私の首の上で寝ること。
ゴロゴロ言いながらグーパーすること。
可愛かったな・・・。
夏の夕方帰宅する時、私はよく思い出す。
玄関ドアの前で 私たちが帰ってくるのを待っていたおむすびの姿を。
そのたび、過去に戻って おむすびを初めて見かけたあの日からやり直せたら、と思うのだ。
暑い夏の朝は、ヒンヤリしたアスファルトに寝そべっていた
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