猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

幸せの条件 おむすび編133

 

お腹をなでなで
シッターさんにモフモフされる

 

ペットシッターさんに「いろんな猫を見てるけど、おむちゃんはとても幸せそう」と言われたことがあった。

それを聞いて私は、本当に嬉しかった。
だって、おむすびの幸せはとても大切なことだったから。

 

猫にとって、幸せの条件とはなんだろう?


安心な寝床と、おいしい食事があること

 

おむすびはノラ猫だった頃、その人懐っこい性格から特定の人からエサをもらっていたようだった。
でもある日、ゴミを漁っているところを三太が目撃した。

ゴミをあさる猫


それまでゴハンには困ってないだろうと思いこんでいたが、実は充分な量をもらえてなかったのかもしれない。

寝床も、そのお宅の土地の一部を居場所として与えられていたけれど、決して居心地が良かったとは思えない。

 

ノラ猫

楽しく元気であること

 

どこか具合が悪くて、ゴハンがちゃんと食べられなかったり、遊べなかったりするのは辛い。

飼い主にできることは、異変に気づいたらすぐ対応すること。

病院に連れて行ったけど、結局検査で悪いところが見つからず様子見になることはよくある。(動物の病気の早期発見の難しさを考えると歯がゆい。)
そんな時は、余計なストレスをかけてしまったかな?と後悔する。

どこまで家で様子を見て、どこで病院に連れて行くか、という点では今でも迷う。
もうこれは経験を積むしかないんだろう。

 

欲しいだけの愛情が与えられていること

 

私は猫を叱らないようにしているが、つい叱ってしまったことが何度かある。


夕食の洗い物をしている時、リビングでガタっと音がした。

物音

水道を止めてリビングへ行ってみると、おむすびが棚から私の腕時計やハンドクリームなんかを落としていた。

ものを落とす猫


その時私は、疲れてイライラしていたんだろう。
思わず大きな声で叱ってしまった。

思わず怒鳴る


おむすびはびっくりした顔で私を見て、しょげたような声で鳴いた。

びっくりする猫

しょげる猫


その小さな声を聞いて私は悲しくなった。おむすびの悲しい気持ちが伝わったのかもしれない。
すぐに後悔して、謝って仲直りした。

猫に謝る


 

飼い主がいつも自分の方を向いてくれているかどうか、猫はちゃんとわかっている。
いつも愛情を敏感に感じとっている。

 

将来自分が死ぬ間際、頭の中でまわる走馬灯には、ありきたりな何気ない日常が映るんじゃないだろうか。

家族で囲んだ食卓、穏やかな気持ちで眺めた空や海、猫の暖かい体。
そして、最後はやっぱり愛だと思っている。

 

おいで、と手を広げる

駆け寄ってくる猫

膝にのる猫


おむすび編134に続きます 


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