黄金の90分の法則
数年前、スタンフォード式「最高の睡眠」という本を買った。
この本によれば、入眠後の90分に深く質の良い睡眠をとれたかどうかが、睡眠全体の良し悪しを決めるらしい。
この黄金の90分の法則はテレビなどで紹介され、多くの人が知っていることだと思うが、私が驚いたのは「最初の眠気を逃してしまうと、その後深い眠りは訪れず、いくら長く寝てもいい睡眠にはならない」という部分だった。
最初に感じた眠気のタイミングで寝ているか?
否、寝てない気がする。
眠いな、と思いつつダラダラ1時間2時間と過ぎていき、やっと重い腰を上げて寝室へ、なんてことはざらにある。
特に週末なんかは、明日が休みだと思うと、どうしても夜更かし気味になる。
平日に見れないテレビを見たり、音楽をゆっくり聴いたりして夜を過ごしたい。
でもそれで大事な眠気の第一波を逃していれば、知らないうちに自分の睡眠の質を下げているわけだ。
夢で起きる
時々夢で起きることがある。
嫌な夢を見た時、夢の中でびっくりした時、あまりにも感情を揺さぶる夢を見た時、眠りから覚めてしまう。
電車に乗っている夢を見たことがあった。
隣には女性が座っていて、その女性が居眠りして自分にぶつかってくる。
けっこうな勢いでぶつかってきては、ぱっと離れる、を繰りかえされるとこっちが消耗してくる。
夢の中で私はその女性がまたぶつかってきそうになった時に、さっと避けた。
避けた瞬間に目が覚めた。
ベッドの上で寝ている自分の身体も動いたのだ。
目覚めるとおむすびがぴったりくっついて寝ていた。
私が動いたので起きたようだ。
おむすびに痛い思いをさせたんじゃないかとヒヤリとして、そのまま目が冴えてしまった。
おむすびはもぞもぞと私の枕に移動して、私の頬っぺたにくっついて落ち着いた。
これは眠れない。
頬がむずむずしてムシムシしてきた。
こういう時は一度起きてしまうのが一番いい気がするので、キッチンへ水を飲みに行くことにした。
キッチンで水を飲んでいるとおむすびがやってきた。
来なくていいのに。
仕切りなおしてまた寝室へ。
私が階段を上っていくと、いつも追い越して駆け上るおむすび、ワンパターンだ。
眩しいけど照明をつける。
暗い廊下を歩くと、足元でうろちょろするおむすびを蹴とばしそうになる。
おむすびの毛は黒っぽいので闇に同化してしまうのだ。
ベッドに横になると、おむすびはさっそく私と抱き枕の間に収まった。
誰か、猫と寝ながら最高の睡眠をとる方法、教えてほしい。
おむすび編135に続きます
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